料理・レシピ

冷え症解消スープジャー弁当1週間レシピ ツナやカニカマ、ソーセージで手軽に温スープ

「ソーセージとブロッコリーの粒マスタードスープ」
ごろっと具材で満足感ある「ソーセージとブロッコリーの粒マスタードスープ」
写真10枚

いまの時期にメリット満載なのが、スープジャーのお弁当。忙しい朝にサッと作れて、気になる不調の改善をサポート。なにより温かいランチに身も心もほっこり。冷え症解消をテーマに、料理研究家・管理栄養士のエダジュンさんが1週間分のレシピを紹介!

基本の作り方

【1】スープジャーは温めておく

スープジャーにお湯を入れている
スープを入れる前に温めて保温効果アップ!
写真10枚

ジャーに熱湯を入れ、蓋をして5〜10分予熱しておくと保温効果がアップ。完成したスープは熱いうちに入れる。

【2】肉や魚はしっかり火を通す

ひき肉を炒めている
生煮えはNG!
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加熱が必要な肉や魚はしっかり火を通す。生煮えでジャーに移すと、保温中に菌が繁殖して食中毒の原因に。

【3】止水部よりも約1cm下まで入れる

スープが入ったスープジャー
スープは入れすぎない
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スープを入れる量はジャーの止水部よりも約1cm下までが目安。多すぎると漏れる原因になるので注意。

スープジャー の超優秀ポイント

・煮込まないから時短にもなる

ジャーの保温効果で具材に味が染みておいしくなるため、短い加熱時間でOK。

・熱々のスープが食べられる

ジャーは保温性が高いので、朝作ったスープが昼でも熱々のまま食べられる。

・具だくさんで体にうれしい!

スープにすれば肉や魚、野菜など豊富な食材をバランスよく摂取できる。

Attention

・レシピは30分~3時間後に食べる想定で制作。長時間置くと腐敗の原因になるので6時間以内に食べ切る。

・スープジャーは内側がステンレス製なので、電子レンジでの加熱は不可。

・使い終わったジャーは説明書に従って正しく洗浄を。特にパッキン部分に汚れが残ると、においやカビなどの原因になる。

※スープジャーは300mlのものを使用しています。
※レシピはすべて1人分です。
※具材がわかるように止水部より多めに入れて撮影しています。

冷え症を解消する1週間

温かい食事は代謝を上げるため、ランチをスープにするだけでも冷え対策に。

OKサインを作る男性
「体を温め、血流をよくする食材で体の中からポカポカに」(エダジュンさん)
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「特に唐辛子やしょうが、ねぎ、にんにくなどは、血流をよくして体を温めてくれるのでおすすめです。ビタミン類も必要で、なかでもB1とEは抹消血管を広げ、血行を促進します」(エダジュンさん・以下同)

スープに合わせる主食は…白米にはたんぱく質をプラス

「たんぱく質は代謝をアップし体温を上げるので、ご飯に枝豆などの豆類を加えるといいですよ。パンなら、ビタミンB1を多く含むライ麦パンをチョイス」

【月】「ツナチゲスープ」のレシピ

ツナとキムチで旨みの相乗効果。血行促進効果のあるキムチのカプサイシンでポカポカに。

「ツナチゲスープ」
「ツナチゲスープ」
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《作り方》(1人分)

【1】絹ごし豆腐50gは角切りにする。

【2】鍋にツナ缶(水煮)1/2缶、白菜カットキムチ50g、【1】、熱湯1カップ、しょうゆ・鶏がらスープの素・白炒りごま各小さじ1/2を入れて火にかける。ひと煮立ちしたら、ジャーに移す。

【火】「ソーセージとブロッコリーの粒マスタードスープ」のレシピ

ゴロッと大きめ食材で満足感もアップ。ブロッコリーに含まれるビタミンEには血流をアップさせる作用あり。

「ソーセージとブロッコリーの粒マスタードスープ」
「ソーセージとブロッコリーの粒マスタードスープ」
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《作り方》(1人分)

【1】キャベツ20gはひと口大に切る。ウインナソーセージ2本は切れ目を入れる。

【2】鍋にブロッコリーの小房4個、【1】、水1カップ、粒マスタード・コンソメスープの素各小さじ1/2、にんにくすりおろし小さじ1/4を入れて火にかける。煮立ったら3分ほど加熱し、ジャーに移す。

【水】「かにかまのかき玉スープ」のレシピ

柚子こしょうに含まれる唐辛子には冷えを改善するカプサイシンが豊富。柚子こしょうの辛みは味のアクセントにも。

「かにかまのかき玉スープ」
「かにかまのかき玉スープ」
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《作り方》(1人分)

【1】かに風味かまぼこ40gは食べやすく裂く。えのきたけ30gは1cm幅に切る。

【2】鍋に【1】、だし汁1カップ、柚子こしょう小さじ1/4弱を入れて火にかける。

【3】煮立ったら緑豆はるさめ(乾燥)5gを加え、しんなりとしたら溶き卵1個分を回し入れる。卵が浮いてきたら火を止め、ジャーに移す。

【木】「しらすとわかめのねぎ塩スープ」のレシピ

材料をジャーに入れるだけの超時短スープ。ねぎの辛味成分アリシンが血流をよくして冷えを解消。

「しらすとわかめのねぎ塩スープ」
「しらすとわかめのねぎ塩スープ」
写真10枚

《作り方》(1人分)

【1】ねぎ1/2本は斜め薄切りにする。

【2】ジャーにしらす20g、乾燥カットわかめ小さじ1、【1】、熱湯1カップ、鶏がらスープの素小さじ1/2、ごま油小さじ1/4を入れて混ぜる。

【金】「鶏そぼろと大根のしょうがスープ」のレシピ

保温中に大根にだしの旨みが染みる。しょうがの辛味成分が加熱後にショウガオールに変化して、体を温める。

「鶏そぼろと大根のしょうがスープ」
「鶏そぼろと大根のしょうがスープ」
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《作り方》(1人分)

【1】大根40gはいちょう切りに、しょうが1片はせん切りにする。

【2】鍋にごま油小さじ1を熱し、鶏ももひき肉50gを粗めのそぼろ状に中火で炒める。火が通ったら、【1】、だし汁1カップ、酒・しょうゆ各小さじ1を加える。ひと煮立ちしたら、ジャーに移す。

◆教えてくれたのは:料理研究家、管理栄養士・エダジュンさん

固定観念にとらわれない料理作りがモットー。近著に『たんぱく質たっぷり やせスープ100』(主婦と生活社)など。https://edajun.com/

撮影/玉井幹郎 スタイリング/中村弘子 取材・文/青山貴子 撮影協力/UTUWA

※女性セブン2025年2月20・27日号