【火】「ひき肉のトマトスープ」(塩分1.1g)
ひき肉を焼き付けて香ばしさをプラス。トマトジュースは塩分を排出するカリウムが多く、だし代わりにもなる。
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《作り方》(1人分)
【1】ショートパスタ10gはジャーに入れ、熱湯を注いで温めておく。
【2】玉ねぎ1/8個、にんにく1/2片はみじん切りにする。
【3】フライパンにオリーブオイル小さじ1を熱し、合いびき肉60gを入れ、塩小さじ1/5、黒こしょう少量を振って焼き付ける。【2】を加えて炒め、しんなりしたらトマトジュース(食塩無添加)3/4カップを加えてひと煮立ちさせる。
【4】パスタを残したままジャーの湯を切り、【3】を注ぐ。
【水】「帆立貝と干ししいたけのスープ」(塩分1.0g)
乾物はジャーの中でゆっくり戻すとおいしさ倍増。旨みたっぷりの帆立貝と干ししいたけで深い味わいのスープに。
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《作り方》(1人分)
【1】干ししいたけのスライス3gはさっと洗う。豆苗1/10パックは半分に切る。
【2】鍋に水1カップ弱を沸かし、ベビー帆立3〜4個、干ししいたけ、しょうがすりおろし小さじ1/4を加える。
【3】帆立貝に火が通ったら、塩少量、しょうゆ小さじ1/2、ごま油小さじ1で味を調える。豆苗を加え、ジャーに移す。
【木】「さば缶のカレースープ」(塩分1.1g)
さば缶は汁ごと使って旨みを丸ごと摂取。カレー風味なら塩分に頼らなくても満足度の高い味わいに。
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《作り方》(1人分)
【1】玉ねぎ1/6個は薄切りに、ピーマン1/2個は細切りにする。
【2】鍋にサラダ油小さじ1を熱し、【1】を炒め、さば水煮缶1/2缶を缶汁ごと、水2/3カップを加える。
【3】煮立ったら火を止めてカレールー5gを加えて溶かし、ジャーに移す。
【金】「長いものそぼろ豆乳スープ」(塩分0.9g)
長いもと豆乳でクリーミーなシチュー風に。長いものとろみでひき肉の旨みや豆乳のコクが強く感じられ、物足りなさをカバー。
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《作り方》(1人分)
【1】長いも80gはポリ袋に入れ、たたいて砕く。三つ葉2本は2cm幅に切る。
【2】鍋に鶏ひき肉50g、めんつゆ(3倍濃縮)小さじ2を入れ、ひき肉をほぐす。中火で炒め、肉の色が変わったら、水1/4カップ、長いもと無調整豆乳1/2カップを加える。
【3】ひと煮立ちしたら三つ葉を加え、ジャーに移す。
◆教えてくれたのは:料理研究家、管理栄養士・満留邦子さん
身近な食材で作れて、食べる人が健康になる家庭料理が好評。著書に『料理が楽しくなる圧力鍋レシピ』(成美堂出版)など。https://mitsudome.jp/
撮影/玉井幹郎 スタイリング/三谷亜利咲 取材・文/青山貴子 撮影協力/UTUWA
※女性セブン2025年2月20・27日号