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デビュー後わずか2年で2本のドラマ主演を務めるなど、次世代を担う俳優として大きな注目を集める本島純政(もとじま・じゅんせい)。そんな彼の意外な一面は、なんと、スイーツ男子。俳優の仕事を始めてから「お菓子作り」にハマり、現在も夜寝る前に作るのが日課となっているが、お菓子作りは俳優としての「決意」とも大きく関係があるのだという。特製のスイーツレシピとともに話を聞いた。
俳優になってから始めた、自分流のお菓子作り
──主演映画やドラマが相次ぎ、快進撃を続けていますね。
本島:先日まで放送されていたドラマ『未成年〜未熟な俺たちは不器用に進行中〜』(読売テレビ)も多くの人に観てもらえて、いまでも反響の大きさを感じています。最終回の放送の直前に二十歳になったのですが、SNSなどでもたくさんのお祝いコメントをいただき、「幸せだなぁ、俳優という道に進んでよかったなぁ」としみじみ感じました。
──そのSNSをのぞくと、ときどきお手製のスイーツを披露していますが、お菓子作りが趣味だったのですか?
本島:いえ、始めたのは、実はこの仕事を始めてからなんです。僕、子どもの頃から超甘党で、それまでは食べる専門でした。でも、俳優を仕事とするからには、体形のことも考えなくてはいけないし…。それが、初めて主演したドラマ『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日系)を経験して、考え方が変わりました。とてもいい雰囲気で、とにかく楽しい。でも、こういう現場は当たり前に作られるんじゃなくて、俳優のみなさんが“プロ”として、陰でものすごく努力しているからこそ、生まれてくるものなんじゃないか…と気づいたんです。体もただ細いだけでなく、しっかりと鍛えられている。そんな影響を受けて自分自身も、「体をしっかり作ってタフな自分になること」を目指そうと思いました。まずは食生活から見直し、トレーニングもスタートしました。
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──でも、甘いものはお好き、なんですよね?
はい、大好きな甘いものはやめられなくて。そこで、考え付いたのが、市販のスイーツではなく、【自分で作ったヘルシーなスイーツだけならOK】というルール。さっそく、ヘルシー系のスイーツレシピ動画などを探して試しました。最初はその通りに完成せず、「あれ? あれ?」っていうことばかり。やっていくうちに、計量の大切さとかちょっとしたコツがつかめてきた感じですね。
作るスイーツは、砂糖は使わず、天然のカロリーゼロの甘味料を使ったり、プロテインやアーモンドミルクを入れたり。太りにくいだけじゃなく、たんぱく質もしっかり摂取できて筋肉づくりにもいいんですよ。おもに焼き菓子を作ることが多いかな。オーブンや電子レンジを開けて、甘い香りがふわっと広がる瞬間は、もうたまりません(笑)。いまは、自分流にアレンジしたり、レパートリーも増えてきました。