鴨場接遇デビューはグリーンで
愛子さまは4月には職場で後輩を受け入れる立場になられる。
「青少年・ボランティア課で働かれる愛子さまはボランティアの育成や情報誌の編集を行っており、充実した社会人生活を送られていますから、先輩としての背中を見せる準備は整っているでしょう。就職した当初はほぼ毎日出勤されていましたが、徐々にペースを掴まれたのか、最近は仕事後の公務やお出ましの機会が増えてきました。来年度はさらに公務の幅を広げられるのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
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陛下は先述の誕生日会見で、今年が戦後80年であることに触れ、《愛子にも、戦争によって亡くなられた方々や、苦難の道を歩まれた方々に心を寄せていってもらいたい》と述べられた。
「今年、両陛下は広島、長崎、沖縄への訪問を検討されています。もし愛子さまが同行されるとなれば、若い世代への訴求力が高まります。愛子さまは昨年、能登半島地震の被災地を訪問される予定でしたが、直前に豪雨が襲い、訪問を取りやめに。被災地訪問は皇室が重きをおく公務のひとつなので、改めて能登訪問の日程を組まれるかもしれません」(前出・つげさん)
また、今年は愛子さまの海外公式訪問デビューも期待されていた。
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「今年で外交関係樹立130周年を迎えるブラジルに行かれるのでは、という見立てがありましたが、佳子さまが訪問される方向で調整が進んでいるそうです。というのも、愛子さまには国内で果たされたい役割があるというのです」(前出・皇室記者)
両陛下は、先の大戦に関連した地方訪問のほか、4月に開幕する大阪・関西万博の開会式へのご臨席や7月のモンゴル訪問などを予定されている。
「行事が立て込んでいるだけに、雅子さまは例年以上に体調管理に気を使われるはずです。重圧のかかる雅子さまを最も身近でサポートできるのが愛子さまです。今年は雅子さまに寄り添う一年だと覚悟を決めておられるのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
去る2月14日、愛子さまは新浜鴨場(千葉県市川市)で、各国の大使をもてなす鴨場接遇デビューを果たされた。この日のお召し物は深いグリーンで、雅子さまが1993年に初めて鴨場で接遇されたときと同じ色だった。
「当時、雅子さまは、冬場で芝生が枯れているので、自然を感じられるようにと緑を選ばれたのだと思います。愛子さまはそれを受け継ぎコーディネートを決められたのでしょう。時を超えたリンクコーデといえるかもしれません」(前出・つげさん)
雅子さまをお手本にされた愛子さまが、雅子さまを支える存在になられていく。
※女性セブン2025年3月13日号