「ぽっこりお腹の原因は、肛門周りの筋肉である、肛筋が衰えているからです」と語るのは、“肛筋トレーナー”の久嬢由起子さん。肛門を締める動きを続けたことで10kgのダイエットに成功したそう。久嬢さんが考案した「しりペン体操(尻ペン体操)」について教えてくれた。
「骨盤を支える筋肉は、多くが肛門の周辺に集まっています。この筋肉をまとめて肛筋と名付け、毎日トレーニングしてみたら、インナーマッスルが鍛えられ、お腹が引き締まりました。肛門を締めるのは、便を我慢するときのような感覚。お尻全体にキュッと力を入れてもよいのですが、慣れてくると肛門周りだけを締められるようになります。糸が肛門から背骨を通って、頭頂部まで肛門を引き上げるイメージ。お尻にペンを挟んで“締める”感覚を練習してみて」(久嬢さん)
Step1 肛門に軽く触れるようペンを挿し込む
背筋を伸ばして立ち、ペンを肛門に軽く触れるくらいまでお尻の割れ目に挟み込み、肛門にキュッと力を入れる。自然に呼吸をしながら8秒間キープ。これを3回繰り返す。
ペンを挟んだまま腕を軽く前へ伸ばし、ゆっくり膝を曲げて8秒間キープし、元の姿勢に戻す。これを3回繰り返す。