
この4月に予定されている中山美穂さん(享年54)の「お別れの会」。中山さんの女優としての代表作映画の関係者をはじめとして、大物芸能人たちが続々と参列を予定しているようだ。
キョンキョンは当然の人選
昨年12月に急逝した中山さんを偲ぶ「中山美穂 お別れの会」が4月22日、東京国際フォーラムにて開催される。
「第一部は関係者のみ、第二部は一般のファンも参列できます。遠方のファンも参加できるよう、デジタル画像でお花とメッセージを送ることのできる『デジタルメッセージ花』も用意されています」(芸能関係者)

その第一部で弔辞を読むと目されているのが、中山さんが生前“姉”と慕った小泉今日子(59才)だ。
「80年代のトップアイドルとして一時代を築いたふたりはプライベートでも親交が深く、お忍びで海外旅行に行ったり、お互いの家でお泊まりをしたりする間柄でした。友人代表での弔辞という役目を小泉さんが務めるとみられていますが、当然の人選といえます」(中山さんの知人)
もうひとりの弔辞

さらに、「お別れの会」では小泉に加えてもう1人、“弔辞を読むのではないか”と囁かれている人物がいるという。
「1995年に中山さんが主演を務めた映画『Love Letter』の監督・岩井俊二さん(62才)です。『Love Letter』は、中山さんにとって女優として大きな転機となった作品で、ブルーリボン賞、報知映画賞などで主演女優賞を受賞するなど、映画界からも高い評価を受けました。作品は日本だけでなく、韓国でも人気を博し、現地で社会現象になるほど話題に。中山さんにとっても“よい演技ができた”という手応えとともに、映画への思い入れを深める作品にもなったようです。岩井さんは、撮影後に中山さんの事務所の社長から『美穂が映画しかやりたくないって言ってるんだよ』と言われたと明かしています」(前出・芸能関係者)

岩井監督に加え、中山さんの恋人役として共演した豊川悦司(62才)も参列するとみられている。
奇しくも、今年は映画の公開から30周年。節目の年を記念し、4月4日から全国の劇場で4Kリマスター版が公開予定だ。
「バッサリとショートカットにした中山さんが、雪山で亡き恋人に叫びかけるシーンは、いまも映画ファンの記憶に新しい。公開から30年を経たいまも“恋愛映画の金字塔”として愛されています」(別の芸能関係者)
『お別れの会』の第一部には、同映画の関係者だけでなく、芸能界から多数の著名人が参列するという。女優としても、多くの人々の琴線に触れる作品を残してきた中山さん。涙のお別れが迫っている。