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【追悼・篠田正浩さん】岩下志麻、“戦友”夫との結婚58年秘話 家事全般はお手伝いさんに任せても“食事の献立”だけは岩下が担当 会えない日には毎日電話した

篠田さんのために自宅をリフォーム

篠田さんの晩年は、穏やかな夫婦の時間を過ごせていたようだ。高齢になった篠田さんのために、岩下は2019年に自宅をリフォームした。2階にあった書斎を1階に移し、寝室も兼ねたその部屋は、まるで図書館のようだったという。

「篠田さんは生前、“本に囲まれて死にたい”と語っていたほどの本の虫でした。学生時代から英書はもちろん、フランス文学も原書で読んでいました。岩下さんもそれに負けず劣らず、高校時代から読書好きで、自分のやりたい役、企画を探すために朝刊を読む際は本の新刊広告に必ず目を通していました。結婚後の夫婦の話題に本がのぼることも多かったそうです。いつもそばには岩下さんが寄り添って、篠田さんの言う冗談に楽しそうに笑っていました」(別の映画関係者)

1967年に京都で結婚式を挙げた岩下(右)と篠田さん
写真6枚

そうした岩下に、篠田さんは感謝の言葉をはばからず口にしていた。

「“彼女の記憶力と表現力は本当にすごいんだ。いつも助けられている”とよく言っていました。昔から家族旅行も欠かさなかったですし、会えない日には毎日電話をして、たとえ短い時間でもコミュニケーションを取ることを心がけていたそうです」(篠田さんの知人)

戦友として闘った日々を経て篠田さんとの穏やかな家庭があったからこそ、無二の女優として、岩下は輝いている。その輝きが続くことを、天国の篠田さんは願っているだろう。

※女性セブン2025年4月17日号

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