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【萬田久子さん×神津はづきさん】60代からの生き方を語る「女優であろうがなかろうが、私は私」「自分を顧みる時間ができて、人生の過ごし方に余裕が出てくる」

40年来の女友達である萬田さんと神津さん
写真2枚

神津:リッキーさんが亡くなったのにまだ勝負パンツがあるというからビックリしちゃって、そのシルクの白いパンツに顔を刺繍したのよね。

萬田:R-60は「60歳以上の人の前でしか脱げないパンツ」だったっけ。

神津:そうそう、冗談で萬田さんの恋愛に年齢制限を設けて、リッキーさんのRの頭文字をいただいて。ブランド名は「R指定60」=本物の大人が着る服、という意味なんだけどね。

萬田:あのパンツは使わないわよ(笑い)。刺繍の先生を始めてから、もう何年になる?

神津:そろそろ8年くらいかな。

萬田:長いね。はーちゃんはママ譲りの収集癖があるから、いつか小間物屋をやってみたいと言っていたのに。

神津:その時にはお金を出してね、なんて萬田さんとおしゃべりしてたのが懐かしいわね。

萬田:そんなノリで将来、本当に私たち、一緒に何かしているかも。そんなふうになったら、きっと楽しいよ。

神津:そうかもね。そんな未来を想像するだけでも、ワクワクしちゃう。

(了。第1回を読む

【プロフィール】
萬田久子(まんだ・ひさこ)/1958年大阪府生まれ。短大在学中にミス・ユニバース日本代表に選出され、1980年にNHK連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』で女優デビュー。以来、主演を含む多くのドラマに出演し、映画、舞台でも活躍。2023年『グランマの憂鬱』では主演を務め話題に。長年さまざまな雑誌やメディアで唯一無二のファッションアイコンとして注目され、近年は自身のインスタグラム(@hisako.manda_official)で披露している私服ファッションにファンが多数。

神津はづき(こうづ・はづき)/1962年東京都生まれ。東洋英和女学院高等部を卒業後、ニューヨークへ留学。帰国後、母・中村メイコさんの後を継いで女優となる。1992年、俳優・杉本哲太と結婚。一男一女の母。現在は月に2回ほど刺繍の先生をするほか、本物の大人に必要なアイテムを制作しようと受注ブランド『Petit Tailor R-60』を展開中。今後の夢は盛りだくさん。インスタグラム(@hazukitoito)では楽しい刺繍作品を披露している。

構成/渡部美也 撮影/浅野剛 ヘアメイク/黒田啓蔵

※女性セブン2025年4月17日号

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