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石橋貴明、食道がんで活動休止 離婚後は高級マンションに1人で住み続け「酒量が増えていた」との証言も 闘病生活は長女・石橋穂乃香が献身サポート 

長女・穂乃香の子供を抱っこする石橋(石橋穂乃香のInstagramより)
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病に襲われた石橋を支えているのが、1人目の妻との間に生まれた長女で俳優の石橋穂乃香(35才)や、鈴木との間に生まれた3人の娘たちだという。

「特に穂乃香さんとは頻繁に連絡をとっているようです。彼女とは距離を置いていた時期もありましたが、穂乃香さんが2022年に出産してからは、石橋さんにとって孫の成長が何よりも楽しみになっている。必要な荷物を届けたり、病状の相談をするなど、いちばん近くでサポートしているそうです」(前出・芸能関係者)

約7割は進行した状態で見つかる

厚生労働省によると、食道がんの罹患数(2020年)は男性2万128人、女性4430人、食道がんによる死亡数(2023年)は男性8647人、女性2013人。男女ともに40代後半から罹患率が上昇する。自宅でのひとり酒が増えていたという石橋だが、「それこそが食道がんの大きな要因になる」と話すのは、東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院院長の末廣聡士さんだ。

「アルコールやたばこ、熱い飲み物などの刺激によって食道の細胞が傷つきます。普通なら免疫の働きで修復されますが、繰り返されると修復しきれなくなってがん細胞が発生してしまう。とりわけ影響が大きいのが飲酒で、アルコールが体内で分解されてできるアセトアルデヒドは、WHO(世界保健機関)が“最も関連の強い発がん物質”と認定しているほど。男性の罹患率が高いのも、毎日お酒を飲む人が多いからだと考えられます」

初期症状はほとんどなく、「喉が詰まる」「食べ物が飲み込みにくい」「熱いものが染みる」などの症状が出るのは、かなり進行してから。胸や背中に痛みが出たときにはすでに末期に近く、腫瘍が食道の壁を貫通して神経まで達している状態だという。

「早期発見が難しく、約7割の人は進行した状態で見つかります。ごく初期であれば、多くは内視鏡切除、I期以降であれば、外科手術や化学療法、放射線治療になります。生と死を分かつのは、とにかく早期発見できるか否か。定期的に胃カメラや内視鏡による検査を受けることが大切です。バリウム検査は食道の表面の状態しか確認できないので、食道がんの早期発見にはつながりません。

また、石橋さんのように、声の枯れや喉の不調から食道がんの発見につながることもある。もし不調を感じて訪れた耳鼻咽喉科の検査で“異常なし”だったとしても、違和感があるなら必ず内科や胃腸の病院を受診してください。その行動が早期発見につながります」(末廣さん)

「またどこかでお会いしましょう!」──前述のとんねるずのライブをこう締めくくった石橋。ファンは再びの勇姿を待ち望んでいる。

※女性セブン2025年4月24日号

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