
全世界で愛され続けているキャラクター『きかんしゃトーマス』の原作出版80周年を記念した展覧会『きかんしゃトーマスの世界展~はたらく機関車たちのはなし~』が、京都鉄道博物館で5月6日まで開催中。貴重な資料が展示されている展覧会の様子をレポート! さらに応援サポーターを務める俳優の板垣李光人さんが、トーマス愛について語ってくれた。

第1章:トーマスの物語、その始まりを探る
きかんしゃトーマスの物語は、原作者のウィルバート・オードリー牧師が、病気で寝込んでいた息子・クリストファーを元気づけるために贈った物語がはじまり。自身が好きだった機関車を擬人化させたお話を語り聞かせ、それを絵本にしたのがシリーズ1作目の『3だいの機関車』。こちらの原画が1枚ずつストーリーと共に展示されている。



第2章:テレビアニメの舞台裏
トーマスシリーズがより広まるきっかけとなったのがテレビアニメーション。映像化の原点となった模型を使ったモデルアニメーションや、3DSGや2Dアニメ化への移り変わりを振り返り、制作現場の舞台裏が解説されている。
モデルアニメーション初期に登場した模型は日本初お披露目!
トーマスのいちばんの友達でいたずら好きのパーシー。実際に撮影で使われていた模型が展示されるのは、日本で初めて。

豊かな表情を細部まで表現した機関車たちの顔パーツは、すべて手作り。撮影で差し替えられながらキャラクターに息が吹き込まれていた。



第3章:父から息子へ、受け継がれる物語
息子のクリストファーが、父から引き継いで刊行した『ほんとうにやくにたつ機関車』や、今年の春に刊行予定の『ジェームスとディーゼル機関車』などの原画も展示。これらを一挙公開するのは、今回が初めてとなる。


『きかんしゃトーマス』の物語の舞台となった、3つの象徴的シーンが模型で表現されているプレイゾーンも。板垣さんが絵本の一節を朗読した音声が流れるソドー島のジオラマは、細部まで作りこまれていて、絵本やアニメの世界観が楽しめる。

第4章:広がっていくきかんしゃトーマスの世界
人気キャラクターとして、グッズやさまざまな絵本などが世界中で展開されているトーマス。希少なアイテムに出会えるかも!


板垣李光人さんのインタビューも到着!
「世界中から愛され、80年続いている作品に携われたことはいち“トーマスファン”として本当にうれしいです!」と話すのは、応援サポーターに就任した板垣李光人さん。
幼少の頃からきかんしゃトーマスが好きで、アニメやおもちゃに親しんできた。

「富士急ハイランドの園内にあるテーマパーク『トーマスランド』に何度も足を運んでいたり、親に買ってもらった木製のトーマスのおもちゃで遊んでいたりと、物心がついたときにはトーマスが身近にいて、トーマスと一緒に成長してきました」(板垣さん)
きかんしゃトーマスは、実際に起きた事故をベースとした物語が多く、キャラクターたちが協力し困難から脱する話もある。
「ぼくがトーマスから学んだことは、トラブルからどのように脱却するか、解決していく過程で周りや仲間と協力することの大切さを子供ながらに感じていたと思います。
そして、きかんしゃトーマスは絆が大切な物語なので、今回のために描かせていただいたイラスト作品には、言葉は交わさずともトーマスと、ぼくの推しキャラクターであるレディーが目線で心を通わせているつながりを表現しました」
板垣さんの溢れんばかりの“トーマス愛”は続くよどこまでも。

※女性セブン2025年4月24日号