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68歳オバ記者がいくつになっても歩くために今からやっていること「1日1時間歩くか水中ウォーキング」

オバ記者
今日も東京の街を歩くオバ記者
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年を重ねると衰えてくるのが「足腰」だ。ライターのオバ記者こと野原広子(68歳)も足腰の衰えを実感しつつも、いくつになっても自分の足で歩くために日々「歩くこと」を意識している。具体的にどんなことをやっているのか?

頭の6割は自分の体のこと

歩け歩け、そして歩け!

半袖Tシャツの人がいるかと思えば、ダウンコートを羽織っている人もいる。私の住む秋葉原のヨドバシカメラ周辺では街ゆく人の半分は外国人?ってくらい人種のるつぼ化しているけど、やたら寒さに強い人っているんだね。交差点で私がマフラーを巻いてこなかったことを後悔している横でTシャツ親子が聞いたことのない言葉を話してる。

なんてことを言うと、顔に似合わず国際派?と思われそうだけど、いやいやいや、頭の6割は自分の身体の心配で占めている68歳。先日受けた婦人科検診で膀胱に影が見つかって、その検査結果がもうすぐ出る、なんてこともあるしね。心配ごとが絶えないわけよ。

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卵巣がんの疑いで6時間にも及ぶ手術経験あり
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が、とはいえ、なんだよね。数年前だったらいったん心配事があるとそれで押しつぶされていたけど、今は「それはそれ」で、別のことを考えて実行できているんだわ。まさに亀の甲より年の功!

13km歩き、かかりつけ医にもほめられた

少し前に「江戸市中引き回しウォーキング」をした話を書いたけど、あの時、13km歩いたことが大きかったんだわ。かかりつけ医のT先生は「それはすごいですよ」とほめてくれたし、何より私自身、まだ出来る、歩けると思っていることがうれしいんだわ。

というのもね。どうしても歩ける体を手に入れたくなったのよ。きっかけはご近所のSさんなの。私より3つ4つ年上の人なんだけど、歩き遍路をしていて今、1周半めなんだって。月に何回か飛行機で行って前回に歩き終えたところからスタートして、何日か歩く。「前は1日20kmくらいだったけど今は30km歩く日もあるわよ」とこともなげに言ったんだよね。それが頭から離れないんだわ。

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江戸市中引き回しウォーキングに参加した時の1枚
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あとね。前回の「市中引き回しウォーキング」したことを会う人会う人に話していたら、即座に「それってどのくらいの距離を歩くの?」と聞く人が意外と多かったのよ。「全行程28km」と言うと何人もが「だいたい6時間ね」とすらっと返ってきた。これ、長時間歩いた経験がないと出てこない言葉だって。

1日1時間歩くか水中ウォーキング

それからよ。1日1時間歩くか、区のスポーツセンターのプールで歩こうと決心して、これがけっこう続いているんだわ。歩いて足首が痛くなったら湿布で手当して寝て翌日はプール。関節を負担なく動かすのはこれがいちばん。で、水中ウォーキングは時間が気になるのは最初の15分だけであとは無心になるの。だいたい40分か45分水の中を歩くと、ほんと身体の毒素が抜けてものすごくスッキリするんだわ。

でもスポーツセンターまで行く時間がない日は歩く。幸いうちから往復1時間の手頃な目的地がけっこうあるんだわ。東京駅と浅草まで35分。御徒町まで25分。上野駅と日本橋三越も30分。それぞれ目的地までの雰囲気が違うから、目標を決めやすいんだよね。

四国八十八ヶ所巡、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼旅が目標 なんてね。
四国八十八ヶ所巡、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼旅が目標…なんてね。
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目標といえば、そうなのよ。ゆくゆくは四国八十八ヶ所巡りをして、その次は世界の歩き人が行き交うスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼旅、なんてね。ああ、言っちゃった!

◆ライター・オバ記者(野原広子)

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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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