うどん
「水分や調味料を吸って膨らむうどんは、もちもちした食感が食べ応えにもつながります。脂肪が少ないので、細かく切ってひき肉に混ぜれば、餃子やピーマンの肉詰めも比較的ヘルシーな仕上がりに。茶碗蒸しに加えて大阪の郷土料理『小田巻き蒸し』にし、ボリュームアップさせるのも◎」(makoさん)
パン粉・パン
「ひき肉料理のかさ増しにぴったりの食材。肉の旨みと水分を吸収することで、くさみをやわらげ、ふわっとした食感に仕上げてくれます。少し古くなって乾燥し、硬くなったパンでも、細かくして水分を含ませれば、かさ増しとして問題なく使えます」(柳瀬さん)
片栗粉
「片栗粉は一般的に、じゃがいものでんぷんを粉にしたものなので、腹持ちがいいのが長所。水に溶いて加熱するととろみが出ますから、食材と調味料をまとめてボリュームアップしてくれます。汁物やソースに加えてとろみを出すのもいいですが、肉のつなぎに使うとふっくら仕上がります」(柳瀬さん)
玄米・押し麦
「値上がりが激しい米に比べて比較的値動きが少ないうえ、食物繊維やミネラル、たんぱく質などの栄養価は米より高い。噛み応えがあるので満腹感も得られます。米と混ぜて使ってもいいですが、炒飯、ちらし寿司、サラダ、スープに使う場合は、米と混ぜずに単品で使ってもおいしくいただけます」(makoさん)

◆教えてくれたのは:アイデア料理研究家・栄養士 makoさん
3時間で30品の料理を作る“超速ワザ”で話題に。著書に『買い物1回でOK! どんなずぼらさんでも 1週間の夜ごはんが作れる本』(KADOKAWA)など。
◆教えてくれたのは:料理研究家・柳瀬真澄さん
フードコーディネーター。定番から創作料理まで幅広い料理に精通。『InRed&SPRiNG特別編集 ゆるラク自炊BOOK』(宝島社)の監修ほか著書多数。
※女性セブン2025年5月1日号