
桜が散ったと思ったら、一気に季節は夏へと向かい始めた。新緑と初夏の風を感じながら食べたくなるのは「冷たい麺」。そばやうどん、冷麺など麺文化が根づく古都・京都で、さわやかで涼しげな見た目にも美しい「冷たいラーメン」を、地元に精通する文化人や京都グルメを知り尽くす地元情報メディア『Leaf KYOTO』に教えてもらった。
京都の「冷麺」といえばこのひと皿!だしとスパイスが香る新感覚の冷やしカレーも
「京都祇園 おかる」は、1925年創業の100年続く名店。ほぼ年中無休で営業し平日と土曜日は深夜まで開けていて、舞妓さんや芸妓さんからも愛される。「冷麺」(1190円)はコシのある中太の卵麺に、酸味のきいただしとたっぷりの具材で食べ応え抜群。「冷やしカレーうどん」(1190円)の和風だしを加えたカレーはサラサラとした舌触りで、やわらかいうどんとの相性もばっちり。





◆「京都祇園 おかる」
京都府京都市東山区八坂新地富永町132
つけ麺の名店が作り上げた冷たい「鴨南蛮」ラーメン
「麺匠 たか松 本店」の「冷製鴨だしらぁ麺」( 930円)は、かつおぶしと鯖節からとっただしに、野菜と鴨の油で旨みをプラス。甘めのスープにジューシーな鴨肉、香ばしいねぎが至極のハーモニー。(6月後半から提供予定)


◆「麺匠 たか松 本店」
京都府京都市中京区一蓮社町312
鶏がらベースのスープに酢をきかせたシンプルな味わい
「東華菜館」は北京料理のルーツである山東料理をベースにし、四条大橋のたもとにある本店は創業80年を数える。洛北店限定の「ツールー麺」(1400円)は、鶏スープをベースにした塩味のスープに酢がきいた、シンプルかつさっぱりとした味わいで初夏にぴったり。



◆「東華菜館 洛北店」
京都府京都市左京区下鴨本通北山下ル
マスタードの辛みがアクセント
「京都 中華のサカイ本店」の「冷めん(焼豚入り)」(900円)。マヨネーズのまろやかな酸味と、マスタードがぴりっとアクセントになっているスープには太めの麺がよく合い、大満足の食べ応え。大きくカットされた具材はスープに絡みすぎずさっぱり食べられる。



◆「京都 中華のサカイ本店」
京都府京都市北区紫野上門前町92番地
※女性セブン2025年6月5・12日号