料理・レシピ

《胃疲れ・食欲不振・冷え・むくみ改善に》夏の不調を整えるエスニック薬膳スープレシピ8つ 

冷え・むくみに

冷房による冷えや、水分の摂り過ぎで体の循環が滞っているときに食べたいスープ。体の芯を温めながら、巡りを促して。

「とうもろこし、モロヘイヤの中華風スープ」のレシピ

むくみ解消にお役立ち。

「とうもろこし、モロヘイヤの中華風スープ」
「とうもろこし、モロヘイヤの中華風スープ」
写真9枚

《作り方》(2人分)

【1】鍋に水2カップ、鶏がらスープの素小さじ1、とうもろこしの実1本分と芯を入れ、中火で10分ほどやわらかくなるまで煮る。

【2】芯を取り出し、ミキサーまたはハンドブレンダーでなめらかに撹拌したら塩小さじ1/3で味を調える。

【3】モロヘイヤの葉1/2束を600Wの電子レンジで1分加熱したら細かく刻んで散らし、チリパウダー適量をふる。

《体整えポイント》

とうもろこしは胃腸の働きを助け、余分な水分を排出してむくみや疲れをやわらげてくれる。滋養たっぷりのモロヘイヤを組み合わせることで、体に潤いと血を補い、夏バテの解消や疲労回復、美肌ケアにもつながる。

「鶏もも肉と大根、しょうがのナンプラースープ」のレシピ

冷えを緩和して不調を寄せつけない!

「鶏もも肉と大根、しょうがのナンプラースープ」
「鶏もも肉と大根、しょうがのナンプラースープ」
写真9枚

《作り方》(2人分)

【1】鍋に水2と1/2カップ、ひと口大に切った鶏もも肉200g、せん切りにしたしょうが15g、小口切りにしたねぎ1/2本、ナンプラー大さじ2、塩小さじ1/3を入れて中火にかける。

【2】煮立ったらあくを取りながら中弱火で15分ほど煮る。

【3】3mm幅の半月切りにした大根200gを入れ、火が通ったら塩少量で味を調える。

【4】器に盛り、小口切りにしたねぎ50gを散らす。

《体整えポイント》

鶏もも肉は気力や体力を補い、疲れやだるさ、弱った胃腸をサポート。しょうがとねぎは体を内側から温めながら巡りを良くし、冷えや不調をやわらげてくれる。

「えびとセロリと玉ねぎのトムヤムみそスープ」のレシピ

体の芯から温め、余分な熱をオフ。

「えびとセロリと玉ねぎのトムヤムみそスープ」
「えびとセロリと玉ねぎのトムヤムみそスープ」
写真9枚

《作り方》(2人分)

【1】鍋に背わたを取った殻つきえび8尾を入れ、中弱火で炒めて香りが立ったら、水21/2カップ、くし形切りにした玉ねぎ1/4個、ざく切りにしたトマト1個、5mm幅に切ったセロリの茎1/2本分、ちぎったこぶみかんの葉2枚、包丁の背で叩いて香りを出したレモングラス(生)1本(※乾燥の場合、大さじ2〜3をだしパックに入れて使用)を入れて5分ほど煮る。

【2】トムヤムペースト大さじ1を溶かし、具材に火が通るまで5分ほど煮る。

【3】みそ小さじ1を溶き入れ、ナンプラー大さじ1、塩適量で味を調える。

【4】器に盛り、みじん切りにしたセロリの葉1/2本分を散らし、1/8等分に切った国産レモンを添える。

《体整えポイント》

えびは気を補い、体を内側から温めて活力を高める食材。セロリは余分な熱を冷まし、イライラやほてりをやわらげてくれる。血圧ケアにも。

◆教えてくれたのは:国際薬膳師・栄養士・料理家 増子友紀子さん

ピンクのエプロンをした女性
国際薬膳師・栄養士・料理家の増子友紀子さん
写真9枚

薬膳の知恵を日々の食卓に活かすライフスタイルを発信。著書に『心とからだを整える 春夏秋冬 薬膳レシピ』(マイナビ出版)。

撮影/yoshimi スタイリング/鈴石真紀子 取材・文/近藤鈴佳

※女性セブン2025年7月3・10日号

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