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《最短2回!目立たず矯正!》口元からアンチエイジングが最旬トレンド!最新審美歯科情報

整った歯並びに、白い歯。口元がキレイだと第一印象がグッとよくなるが、50代にもなると「いまさら歯の見た目を気にしても…」と思う人も多いはず。しかし、見た目だけでなく歯が整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながるという。

そこで、『湘南歯科クリニック 新宿院』に在籍する湘南歯科統括院長・前田純さんに、最新の審美歯科治療について聞いた。

『湘南歯科クリニック 新宿院』に在籍する湘南歯科総括院長の前田純さん。(写真/平林直己)
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50代以降は歯並びを整えることが健康につながる

前田さんのクリニックには、歯並びを改善したいという50〜60代の患者が増えているという。

「人間の第一印象は3秒で決まると言われますが、特に口元は印象を決める重要なポイント。歯並びのよさはもちろん、歯が白いと清潔感や若々しさがアップします。

また、歯並びが悪いと磨き残しが起こりやすく、歯周病のリスクが高まります。特に50代以降は自分の歯を1本でも多く残すために、ブラッシングしやすい口内環境を作ることが大切です。

歯並びを整えるというと、これまではワイヤーでの矯正治療が一般的でしたが、近年は短期間で理想の歯並びにできるセラミック治療や、マウスピースを使った目立たない矯正治療など選択肢が広がっています」(前田さん・以下同)

セラミック治療なら2回の治療で整った歯並びに

ワイヤー矯正は、痛みや器具の見た目、約3年の治療期間といったハードルの高さが治療を躊躇させる原因になっていたが、セラミック治療なら最短2回で治療が終了するという。

「セラミック治療は、ご自身の歯をひと回りから2回りほど削ってセラミック製の歯を被せる治療です。歯並びを変えるのはもちろん、横から見たときに歯が出ているのを治したいといった要望にも対応できます。

セラミック治療は、自分の歯を削りセラミック製の歯を被せることで即、理想の歯並びが手に入れられる。(写真/平林直己)
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1回目の治療では歯を削って仮歯を被せた状態で帰っていただき、セラミックの歯ができあがったら上から被せます。本数によって制作期間は変わりますが、最短2回の来院で治療が完了します。笑ったときに見える上下の歯16本を、一気に変える方もいますよ」

歯の色だけでなく、形もデザインできる

「口元の美しさは、肌や唇の色、年齢、笑ったときに見える歯の面積や形などで総合的に決まるのですが、ご希望に沿ったデザインできるのもセラミック治療の特徴。『歯の長さを短くしたい』『角を丸めたい』といったご要望にも応えられます。

保険適用の金属やプラスチックによる被せ物はプラークなどの汚れがつきやすいのですが、セラミックは汚れがつきにくいので歯周病になるリスクを軽減できるのも大きなメリット。何年経過しても変色しないので、白さもキープできます。

「日本人の平均的な歯の色はA3と言われており、ホワイトニングするとA1くらいまで白くなります。セラミックの歯にする場合は、A1よりもさらに3〜4段階上の白さを希望する方が多いですね」(写真/平林直己)
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歯並びのがたつきや着色が目立つ50代女性のセラミック治療。歯並びはもちろん歯の大きさや白さも変わり、見違えるほど整った口元に。セラミック治療ダイヤモンドクラウン1本8万9800円〜。
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デメリットとしては、健康な歯をある程度削る必要があるので、歯がしみたり、知覚過敏の症状が出たりする場合があります」

マウスピース矯正なら目立ちにくく痛みも少ない

セラミック治療と並んで、人気が高まっているのがマウスピース矯正だ。

「近年、透明のマウスピースをはめて歯を動かす矯正方法も精度が上がり、ワイヤーと同レベルになりました。約1週間ごとに新しいマウスピースに交換し、1枚のマウスピースで0.2mmから0.25mmくらいずつ歯を動かしていきます。通院は1か月に一度くらいの頻度でフィット感や痛みなど問題がないかチェックしていきます。

透明のマウスピースを装着することで歯の細胞を活性化させ、1週間で0.2〜0.25mmずつ歯を動かす。矯正の装置が目立たないのが大きなメリット。金属アレルギーの人にもおすすめ。(写真/平林直己)
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抜歯を伴うような重度の矯正には2年程度かかりますが、噛み合わせに問題がなく前歯だけといった部分矯正なら5〜6か月で整います。最近は気軽におこなえる部分矯正を希望する方が増えていますね。

マウスピース矯正は自分で取り外しができるのと、透明なので目立ちにくいのが特徴です。食事のときは外し、それ以外の時は装着しているイメージですね。きちんと効果を出すためには1日20時間以上装着することが必要ですが、取り外して歯磨きができるのでワイヤー矯正よりも清潔を保ちやすく、マウスピースに薬剤をつけてホワイトニングも同時に行えます。

ガタつきや、やや斜めになっていた前歯を矯正した40代女性。歯列矯正により噛み合わせも改善される。湘南マウスピース24万8000円。
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ワイヤーは、冷たいものや熱いものを食べると温度変化で金属が動き痛みが生じることがありますが、マウスピースはそういうことはありません。ワイヤーと比べると矯正中の痛みは半分以下と言われています」

クリニックや医師選びは症例実績や口コミをチェック

「歯並びを治したいけれど歯をなるべく削りたくない、歯に負担をかけなくないという方にはマウスピース矯正がおすすめです。直近で大事なイベントがある、歯の色も形も一気に変えたいという場合はセラミック治療を選ぶ方が多いですね。

どちらの治療も自由診療になるので、歯科選びや先生選びが重要。SNSなどで症例写真をチェックするといいでしょう。症例写真が豊富なところは実績のある先生がいるひとつの目安になると思います。

また、料金が明朗か、治療の質と料金が見合っているか、相談しやすい先生かどうかなどを口コミなどでチェックすることも大切です」

審美歯科治療をきっかけに虫歯、歯周病が見つかる場合も。(写真/平林直己)
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お金と時間がかかるため、「特別」な印象だった歯列矯正は技術の進化でかなり身近に。気になる数本だけからはじめられるので、これからは美容と健康を維持するために欠かせない治療になりそうだ。

湘南歯科クリニック 新宿院
https://www.sbc-dental.com/clinic/shinjuku/

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