料理・レシピ

《医食同源でカラダにやさしい韓国ごはん》「サムゲタン風鶏のスープ」など家の調味料でカンタンに作れるスタミナ飯レシピ6つ

「サムゲタン風鶏のスープ」
暑気払いにぴったりな「サムゲタン風鶏のスープ」
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キムチやにんにくなどのスタミナ食材、ご飯がすすむ甘辛味、冷房で冷えた体を芯から温めるスープ…医食同源の考えが根づく韓国には、夏の疲れた体や胃腸をいたわる料理がたくさんあります。そこで、韓国通で知られる料理家の堤人美さんに、現地の人が夏に欠かさず食べている料理を教えてもらいました。すべて身近な食材でできるようにアレンジして、本格的な味を手軽に再現。今年の夏は、おうち韓国料理で乗り切りましょう!

“冷やす”“温める”の食材で体の内から夏バテを予防

「韓国の発酵学校では著名なキスンド名人に学びました。卒業証書を受け取ったときは大感激!」(堤さん・以下同)

キスンド名人と堤人美さん
写真左が、キスンド名人
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韓国で料理を学ぶ堤さん
韓国で料理を学ぶ堤さん
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「たこといかのピリ辛炒め」のレシピ

ご飯がすすむ甘辛味の炒めもので夏バテ知らず。

「日本で手に入りにくい韓国産の唐辛子は、一味唐辛子で代用。甘辛の味つけにコチュジャンは必須です。ご飯を加えながら食べるとおいしいですよ」

「たこといかのピリ辛炒め」
「たこといかのピリ辛炒め」
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《作り方》(2人分)

【1】たこの足150gは食べやすい大きさに切る。いか1杯(150g)はわたを除き、胴は2cmの輪切り、足は下の部分を落とし2本ずつに分ける。玉ねぎ1/4個(50g)は1cm幅のくし形切り、にんじん50gは4cm長さの細切り、にら1/2本は5cm長さに切る。

【2】コチュジャン大さじ2と1/2、みりん・はちみつ各大さじ1、みそ小さじ1、にんにくのすりおろし1片分、一味唐辛子適量を混ぜ合わせる。

【3】フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、たこといかを2分ほど炒めたら、玉ねぎとにんじんを加える。塩・こしょう各少量を振り、さらに1分炒める。

【4】酒大さじ2を振り、【2】を加えさっとひと混ぜしたらにらを加えて混ぜる。

【5】器に盛り、白すりごま・一味唐辛子各適量を振る。

「サムゲタン風鶏のスープ」のレシピ

暑気払いに欠かせないスープを身近な食材で。

「本物のサムゲタンは、韓方薬を煮込み、そこにもち米やナツメ、生栗、銀杏などを詰めた丸鶏と高麗人参を加えて作る薬膳スープ。日本のうなぎ同様、暑気払いに欠かせない料理で、体の芯から温まります」

「サムゲタン風鶏のスープ」
「サムゲタン風鶏のスープ」
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《作り方》(2人分)

【1】手羽元6本は塩小さじ1/2を擦りこむ。長ねぎ1本は青い部分も含めて4cm長さに切る。干ししいたけ6枚は水で戻して石突きを除く。米1/2合はさっと洗い、20分水に浸ける。

【2】鍋に水4カップ、米以外の【1】、にんにく4片、銀杏12個、甘栗8個、酒大さじ2を入れ、蓋をして中火にかける。煮立ったらアクを除き、弱火にし20分煮込む。

【3】米を加え蓋をしたら、20分ほどときどき混ぜながら煮込む。

【4】器に盛り、好みで粗びき黒こしょう・塩各適量をつけながら食べる。

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