社会

《関係者騒然》愛子さまの新潟県ご訪問の日程が悠仁さまの成年式とバッティング 天皇家と秋篠宮家の間にある、公務や私的行事の日程をめぐる“溝” 

雅子さまよりも小室さんを優先

関係者の間では、天皇家と秋篠宮家の間には、公務や私的行事の日程をめぐる平成時代からの“溝”があると指摘する向きもある。

2017年、まだ皇太子ご夫妻だった両陛下が『第32回全国国民文化祭』と『第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会』の開会式に出席されるため、奈良県を訪問されたときのことだ。当時、雅子さまは公務に出席される数を着実に増やされている最中のことで、注目度の高い地方公務だった。

「同日、眞子さんと小室圭さんの婚約会見が行われたのです。その日は日曜日で、当時一般企業に勤務していた小室さんの“休日に合わせるため”という説明でしたが、彼はあくまでも一般人。その都合を優先させて、当時の皇太子ご夫妻のご公務中にもかかわらず、会見を敢行したのです。

この遠慮のない日程の設定に、一部で疑問の声も上がっていました。秋篠宮ご夫妻にも、眞子さんと小室さんにきちんと説明する責任があったと思うのですが……」(前出・別の宮内庁関係者)

将来的に続けられる重要なご公務に

そうした過去のいきさつもあり、一部で波紋を呼んだ今回の愛子さまと悠仁さまの“日程かぶり”。しかし実際は、愛子さまの強い覚悟のお気持ちがあらわれた日程だったようだ。

「愛子さまが新潟で出席される『防災推進国民大会』は内閣府主催であり、1年以上前から日程が決まっていたと考えられます。成年式の日程が決まる前に、愛子さまが参加される旨が主催者側に伝えられていたのでしょう。

成年式にかかわる一連の行事は、9月6日から10日まで行われる。愛子さまが新潟へ出発される6日は、皇居や赤坂御用地にて儀式が行われます。愛子さまは皇居で儀式に出席された後、夜に開催されるお身内での祝宴は欠席され、東京を発たれるようです。成年式よりもご公務を優先される愛子さまの胸中には、“被災地のために尽くしたい”という思いがあるのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

実際、愛子さまにとって、災害にかかわるご公務は重要な意味を持っている。

「前回の愛子さまの単独地方公務は、今年5月の石川県へのご訪問。能登半島地震の被災地を視察され、現地の町長に“今後も、街の復旧や復興を見守りたいと思います”と宣言されました。また、ご公務での『おことば』デビューも同じ今年5月の『世界災害救急医学会』であり、災害時の医療体制の構築の重要性を力強く訴えられました。

皇族方のご公務は基本的に、“出席していただきたい”という願い出に応えるという形ですが、愛子さまはこうした被災地関連のご公務に対しては一切迷いがありません。新潟ご訪問も、防災関連の大会ということで、出席を快諾されたのです」(前出・宮内庁関係者)

悠仁さまは夏休み期間、成年式に向けて準備を積まれた(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
写真15枚

さらに、今後『防災推進国民大会』は、愛子さまにとって重要な公務となりそうだという。

「この大会は毎年、各都道府県の持ち回りになる行事で、将来にわたって続けることのできる公務の1つとなりそうなのです。この大会の議長は、勤務先である日本赤十字社の社長が務めていますし、愛子さまにとっては非常に親和性が高い。愛子さまが出席されることで大会の認知度があがれば、日本赤十字社への貢献にもなります」(前出・皇室ジャーナリスト)

愛子さまのこうした被災地への思いは、一朝一夕に築かれたものではない。

「愛子さまは学生時代から、両陛下とともに被災地関連のご進講を受けられてきたほか、親しいご友人の中に東日本大震災の復興支援に携わっている方がいらっしゃるようで、愛子さまはその方の影響も受けられてきたようです。実際、愛子さまが大学のご卒業後の進路として選んだのは、大学院や海外留学などではなく、日本赤十字社で災害救護やボランティア育成の実務に携わる道でした」(前出・皇室ジャーナリスト)

悠仁さまとの“因縁のバッティング”となった3年前の成年会見では、皇室の重要な務めについて、「被災地へ心を寄せ続けること」と語られた愛子さま。“災害大国日本”のプリンセスとして、愛子さまはこれからも国民に寄り添っていかれる。

※女性セブン2025年9月11日号

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