長野博のオススメ地方名店「味覚の合う人や雑誌をチェックする」
グルメで知られる長野博(52才)にも、おすすめの地方名店を紹介してもらった。そもそも長野はなぜグルメになったのだろうか?

「うちは自営業だったので夕飯を外で済ませることが多かったです。40分待つとんかつ店や、きちんとした服に着替えてフレンチレストランに連れて行ってもらったこともありました。外においしいものを食べに行くという基本は幼少期に身についた気がします」
食の好みが合う人を見つけるのが大事だという。
「一緒に行くのは食へのモチベーションが合う仲間ですね。口コミも、自分の味覚と合う人をチェックするようにしています。例えば雑誌でも自分の好みに合うもの、サイトなどでも点数よりも『誰がオススメしているか』を見るようにしています」
《長野県》激レア和菓子は栗本来の味を堪能

長野県になる「小布施堂 本店レストラン」は、和菓子が人気の店だ。
「7〜8年前の初訪問時、夜中2時時点で既に人が並び始めていました(現在は予約制)。栗餡の上に砂糖を使わず栗だけの裏ごしが絞られた和菓子で、栗本来の風味が感じられます」(長野・以下同)
「栗の点心 朱雀」は2000円。(10月16日までの限定販売)

「小布施堂 本店レストラン」
住所:長野県上高井郡小布施町808
営業時間:11〜15時(飲食)、10〜16時(喫茶)
休日: 10月17・18日※10月16日までは朱雀・朱雀コースの予約者のみ
《長野県》ひんやり洋菓子で味の七変化を楽しむ

小布施堂本店の敷地内にある『えんとつ』もおすすめだという。
「『えんとつ』では、栗の点心 朱雀を洋風にアレンジしたモンブランが通年食べられます。なかはアイス、カスタード、生クリームで、栗には少量の砂糖が加えられています」
「モンブラン朱雀」は2000円。(ドリンク付)
『えんとつ』
営業時間:11〜15時(10月19日〜11月20日は11〜16時)
休日:10月17・18日※10月16日まではチケットペイでの予約者のみ日※10月16日までは予約者のみ
・自宅で楽しめる華やかモンブラン

「栗の点心 朱雀、モンブラン朱雀、朱雀モンブラン…それぞれ味わいが異なります。現地に行けない人も、オンラインショップから『小布施堂』の栗のおいしさを知ってほしい」
「朱雀モンブラン 2個入り」は6048円(冷凍発送)。
小布施堂オンラインショップ https://shop.obusedo.com
《京都府》自分へのごほうびとしていただきます

京都にある「白 HAKU」もおすすめの名店としてピックアップ。
「お茶でのおもてなし。特別感のある品々に出合えます。おはぎの和三盆糖で甘みをつけたあんは小豆の粒感が適度に残っていて食感がよく、絶妙な塩味も効いていて、中の米と一緒に頬張ると口いっぱいに広がる幸せがあります。自分へのごほうびとしていただくことが多いです」
「おはぎ 6個入り」は2200円。
・ゆずの香りがさわやか

「麸すし 5個入り」(1800円)は、おこわ風の寿司めしにごま油で揚げ、あまからに味付けした利休麩をのせた一品。
「おいなりさんのような見た目で、油あげの代わりにしょうゆで味付けをした麸を使った珍しいお寿司。ゆずの香りが効いていて、さわやかな味わい」
・甘じょっぱい味がくせになる

「霜かわら」(1200円)は、昆布を瓦に、砂糖を霜に見立てた、サクサクとした食感のお菓子。昆布ならではの旨みが後からやってくる独特な味わい。
「揚げた昆布に和三盆をまぶした甘じょっぱい味。繊細な味わいと見た目で、おみやげとしてもらったらすごくうれしい一品です」

商品を包んでもらっている間、中国茶がふるまわれる。
「白 HAKU」
住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-210
営業時間:11〜18時
定休日:月曜・第2火曜
◆長野博
1972年、神奈川県出身。9月20日には井ノ原快彦とのユニット“ながのーず”として「イナズマロック フェス2025」に出演。
川島海荷のオススメ地方名店「ご当地インフルエンサーを参考に」
川島海荷(31才)にもおすすめの地方名店を紹介してもらった。

「撮影で忙しいときは現場と自宅の往復で、息を抜けるのは食事の時間だけ。そのせいか食の話はいつも盛り上がるし、コミュニケーションツールにもなるんです。私はお酒なら何でもイケる口で、特に変装もせず、ワイン1本くらい空けるので驚かれます(笑い)」
地方に行くときは「地方グルメに特化したインフルエンサーさんやSNSをチェックするのがオススメです」と語る。
「打ち上げでワイワイか少人数でゆっくりか、シチュエーションによってお店を選ぶのも楽しいですね。友達に聞かれたとき5軒くらい候補を出せるので、“ウミログ”と呼ばれています(笑い)」
《福岡県》博多グルメのアミューズメントパーク

福岡県にある「須崎屋台かじしか」はいきつけの店だ。
「2023年の舞台『キングダム』福岡公演中にみんなで行って以来、すっかりハマりました。ごまさば、明太子、とんこつラーメン…と博多グルメが大集合していてどれも本格的なお味! 屋台の名残を感じさせる明るい接客と、個室で気兼ねなく過ごせるのも居心地のいいお店です」(川島・以下同)
大将の自慢のトン足(900円)、エビス琥珀生ビール(750円)、トマト串・ぶどう巻き(各300円)、レタスめんたいチーズ巻き(450円)、博多のネギ巻き(320円)、糸島アスパラ串(900円)、うずら(200円)。

刺身の盛り合わせ(2人前)は4000円。かじしか特製ラーメンは550円。

お任せコース(5000円・1人でも可)を頼むと、同店の名物を一通り楽しめる。
「須崎屋台かじしか」
住所:福岡県福岡市博多区奈良屋町5-14
営業時間:17時半〜24時
定休日:日曜
《大阪府》スパイシーな味つけでお酒が進む

大阪にある「メイク ワン ツー」は、スパイシーな味つけでお酒が進んだとか。
「2年前に舞台『キングダム』大阪公演の合間に共演者と一緒に行きました。立ち飲みで15時から開いているのでサクッと飲んで食べるのもいいんです。貝と空芯菜の炒め(790円)やラム肉の串焼き(1本220円)、ラム肉が入った水餃子(590円)などスパイスが効いてお酒が進みますよ」

お酒の品揃えが豊富でワインは常時10種類、焼酎は芋を中心に20種類をそろえる。
「メイク ワン ツー」
住所:大阪府大阪市中央区平野町2丁目2−12 生駒ビルヂング 1F
営業時間:15〜23時(22時L.O.)
定休日:第1水曜
《大阪府》イタリアの郷土料理をワインと一緒に

「オステリア ラ チチェルキア」は、大阪に行ったときは立ち寄る店だ。
「22才のときに仕事でお世話になった人に連れて行ってもらって以来、大阪に行ったときは立ち寄ります。肉詰めオリーブのフリット(800円)や豚や鶏肉のあらゆる部位をトマトソースで煮込んだラグーのパスタ(1500円)、スペルト小麦のとうもろこしサラダ(800円)などワインがついつい進んじゃいますね」
オーナーシェフ連(むらじ)久美子さんが手がけるのはイタリア・マルケ州の家庭料理。「川島さんは『これは何で味つけされているんですか?』などお料理について質問をされることも多いです」(連さん)。

「オステリア ラ チチェルキア」
住所:大阪府大阪市西区京町堀2-3-4 Sun-Yamato BLD.303
営業時間:18〜22時(L.O.)、日曜14〜21時(L.O.)
定休日:火曜(不定休あり)
《京都府》丁寧な料理と贅沢な時間を堪能する

「わしょく宝来」は、京都でおすすめしたい名店だという。
「4年前に京都で舞台が終わった後、京都好きの幼なじみと訪れました。一つひとつのお料理が丁寧に作られていて、お刺身は噛みしめたくなるおいしさ。さば寿司はほかと違ってふんわりと握られていて、食べやすいサイズなんです。これまで3回ぐらい来ていて、『京都でおいしいところない?』と聞かれたらこちらをおすすめしています」
基本はお任せ9〜10品で予算は1万1000円ほど。デザートに至るまで店主の宝来剣太さんが手がける。

「わしょく宝来」
住所:京都府京都市東山区林下町438
営業時間:16時半〜22時半(L.O.21時半)
定休日:日曜(不定休あり)
◆川島海荷
兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演『明日を落としても』(10月11~16日・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、10月22~27日・EX THEATER ROPPONGI)に出演。
Mr.Children・桜井和寿、あいみょん、吉田沙保里が愛する地方名店
《宮城県》やわらか食感×コクうま極上たん

「牛たん 一福」は、数ある牛たん専門店のなかでもMr.Childrenの桜井和寿やBUMP OF CHICKEN、MISIAなど、多くのアーティストたちに愛されている同店。

看板メニューのみそ漬け牛たんは、臭みがなく熟成されたやわらか食感が特徴で、食べた人はみな「初めて」と感動するそう。牛たんユッケや牛たん刺し、牛たんつくねなどここでしか味わえないメニューも多い。「みそ漬け牛たん定食」は2000円、「牛たんユッケ」は1950円。

「牛たん 一福」
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-10-4 魚好ビル1F
営業時間:11時半〜15時、17時半〜23時
定休日:日曜
《石川県》いつ訪れても北陸の海鮮を楽しめる

石川県にある「居酒屋割烹 田村」は、あいみょんがぶりの太巻きに夢中になったという、金沢を代表する芸能人御用達店。

人気の理由は活きたずわい蟹を一年中食べられるほか、寿司、カニクリームコロッケ、のどぐろ、うどんなど看板メニューが多いこと。個室もあるため、打ち上げにも最適だという。人気店なので予約が望ましい。「ぶり太巻き」は2200円。
「居酒屋割烹 田村」
住所:石川県金沢市並木町2-18
営業時間: 11時半〜14時、16〜22時
定休日:水曜(連休・祭日の場合は営業)
《三重県》最強ボディーを作り上げた鶏焼肉

「前島食堂」は昭和47年創業の鶏焼肉専門店。松阪牛で有名な場所だが、地元民にとっては牛より鶏がソウルフードであり、鶏焼肉が主流だという。そんな焼肉用鶏肉をお持ち帰りで購入していたのが、吉田沙保里の母親。高たんぱくでヘルシーな鶏焼肉で、あの霊長類最強のボディーが作られたのは間違いない。「焼肉(若どり)」は580円。

「前島食堂」
住所:三重県松阪市大河内町612-1
営業時間:10時半〜18時
定休日:金曜、第2・4木曜
撮影/二村海、田中宏幸、浅野剛、玉井幹郎 写真/本誌写真部 デザイン/速水竜太 取材・文/廉屋友美乃、辻本幸路
※女性セブン2025年9月25日・10月2日号