レッグプレスで200kgを超えるウエイトを両足で軽々と持ち上げる。東京・六本木のど真ん中にあるトレーニングジムで黙々と下半身を鍛える美女がいる。エキゾチックな美貌に加えて、鍛え上げたヒップラインは美しい曲線を描く。
彼女はトレーニングジム『Orange Gym Rats by 4GS』などで活躍する、パーソナルトレーナー・角田聖奈さん。ミス・ワールド・ジャパンのファイナリストでもある彼女は『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)などに出演し、どんなに食べても太らない“暴飲暴食トレーナー”として注目を集めている。
普段からハンバーガーや焼肉、ラーメンなどハイカロリーな食事を摂ることが多いという角田さん。それでも太らない理由を彼女が解説してくれた。
「お尻を徹底的に鍛えているからです。体の約7割の筋肉は下半身に集まっています。とくにお尻や太ももの裏には大きい筋肉が多く、ここを鍛えれば鍛えるほど、代謝が上がり、食べた物を燃焼して、“なかったことに”してくれるんです」
あの“美尻”に、スタイルアップ以外にも、そんな効果があったなんて! 今回、角田さんに、本誌読者のために、自宅でも手軽に鍛えられる「下半身トレーニング」を考案してもらった。
「紹介する5つのトレーニングは、どれもお尻と太ももの裏を中心に鍛えるものです。たった15分でできてしまいます。これを続けていくうちに、自然と腹筋も鍛えられて、ウエストも締まっていくはずです」(角田さん)
一見するとキツそうだが、実際にやってみると、日常生活の延長の動きばかりなので、見た目ほどツラくはない。それでもツラいという人は、少なめの回数から始めて、回数を増やしていくといいという。ただし、その際に注意すべき点がある。
「自宅でのトレーニングというと、テレビやスマホを見ながらの、いわゆる“ながら運動”をしがちです。しかし、“ながら運動”は集中していないので、体のどこの部分を使っているかを感じにくく、筋肉がつきにくい。たった15分間だけですので、トレーニングに集中して使う筋肉を意識しましょう」(角田さん)
彼女が指導してきた中には、74才のおばあちゃんもいた。彼女もわずか数か月で美しいヒップラインとなり、歩くスピードも格段に上がったという。
角田さんは「どんな人でもトレーニングをすれば、1か月程度で、必ず結果は出るはずです」と力を込める。
これから忘年会、クリスマスとイベントが続き、年が明けてもおせちやお餅にお酒と、太りやすい食事を摂る機会が増える。今から始めれば、まだ間に合うはず。楽しい年末年始を過ごすために、まずは1か月間だけでも頑張ってみませんか?