社会

《愛子さま、初の海外公式訪問でラオスへ》ご家族との会話の中で強めてきた人道支援への深い思い 三浦春馬さんが支援活動を行っていた小児病院を視察 

ご家族で議論を深められ

 愛子さまは雅子さまからも、人道支援への深い思いを学ばれてきた。

「雅子さまはかねて、世界の子供たちの貧困問題に関心を抱いてこられたほか、雅子さまの妹である池田礼子さんは、ベトナムの国連事務所で働いていたこともあり、アジアにおける人道支援に心を砕いてきた人物です。池田さんは、愛子さまの就職祝いのために皇居を訪問されるなど、愛子さまとも仲がよいことで知られています。愛子さまはご家族との会話の中で、ラオスに寄り添うお気持ちを日増しに強めていらっしゃるようです。

 今回のご訪問先では、青年海外協力隊関連の場所だけでなく、ベトナム戦争の不発弾被害に関する資料館なども視察されます。人道支援にまつわる場所が多く日程に組まれているのは、ご訪問先の選定に、両陛下や愛子さまのご意思も含まれているから。幼少からご家族の輪の中で深められた、愛子さまの“他者に手を差し伸べたい”というお心の表れでもあるのです」(前出・宮内庁関係者)

かねて人道支援に心を寄せてこられた愛子さま(2025年9月、東京・世田谷区。撮影/JMPA)
写真12枚

 さらに、愛子さまのご訪問が直接、ラオスの子供たちを救うことも期待できそうだという。

「ラオスではいま、日本人による児童買春が問題になっており、日本人の逮捕者も出ています。愛子さまのご訪問によって、国民のラオスへの理解が深まり、同国の“闇”に光があたることになれば、買春目的の日本人は居心地が悪くなり、ラオスから足が遠のくでしょう。愛子さまのご訪問は、こうした問題の解決の糸口ともなり得ます」(社会部記者)

 全国各地で“愛子さまフィーバー”を巻き起こすプリンセス。今度は、日本と長年の絆を深めてきた地で、さらなる平和の輪を広げていく。

女性セブン2025116日号 

関連キーワード