自由に見学できる皇居東御苑・皇居外苑で癒され散歩
皇居内でも常時開放されているエリアは、申し込み不要で気ままに歩けるのが魅力。心が洗われる静けさと、季節の花や緑に癒されながら、自分だけのお気に入りポイントを見つけて。
「皇居東御苑」
旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を整備した庭園で、約21万m2の広大な敷地には歴史的な史跡と美しい木々や花々が同居。“都会のオアシス”として愛されている。

《天守台》
明暦3(1657)年、明暦の大火で天守が焼失し、新たに積み直した石垣。前に広がる芝生エリアには、かつて大奥があり、最盛期には3000人が暮らしていたという。

石には五芒星が彫られ、さらに周囲の石組みも五芒星をかたどっており、魔除けを願って施されたと考えられている。

《大手門》
かつて諸大名が登城する際に使われた表門。現在は皇居東御苑の入り口として使用され、変わらず堂々とした姿を見せている。

《石室》
非常時に貴重品などを避難させた蔵と考えられているが、江戸城の抜け穴や御金蔵との説もあり。

《百人番所》
江戸城最大の検問所で、長さは45m。4組の「鉄砲百人組」が昼夜交代で警護にあたったとされており、江戸城のセキュリティの強固さがうかがえる。

【お散歩memo】皇居内には動物たちの姿も
皇居内では野生のタヌキやハクビシンの生息が確認されているほか、お濠には白鳥、東御苑内の井戸では絶滅危惧種のサワガニも発見されている。サワガニは見られたら運気アップとのうわさも。
【まもなく乾通りが期間限定で一般公開!】
2025年は11月29日(土)~12月7日(日)に決定。紅葉とビル群の美しいコントラストをめいっぱい楽しめる。

長く立ち止まったり、後戻りはできないので注意。通りの半ばにあるトイレの濠側は一面ガラスなので、開放感たっぷり。ぜひ立ち寄ってみて!
◆皇居東御苑
住所:東京都千代田区千代田1-1
料金:無料 ※事前予約は不要だが、当日受付で入園票をもらい退出時に返却。
営業時間:9~17時(入園は16時30分まで。季節により異なる)
休み:月曜・金曜ほか(詳しくはHPで確認を)