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《都会のオアシス・皇居で秋散歩》皇居東御苑やガイド付き参観コースなど無料で散策&見学できるエリアや見どころをナビゲート

皇居外苑

「皇居外苑」は、黒松の点在する大芝生広場や北の丸公園、濠、城門などの歴史的建造物を含む、日本を代表する公園。外周約5kmで、のんびり散策するとほどよい運動にも。

《楠木正成像》

楠木正成は第96代後醍醐天皇に忠義を尽くし、鎌倉幕府討伐に貢献したとされる武将。東京三大銅像にも選ばれており、どこから撮っても絵になる美しさ。

楠木正成像
皇居外苑の人気フォトスポット
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《楠木茶房》

2023年に開店。こだわり茶葉使用の宇治茶、和紅茶、コーヒーなどが味わえるほか、金箔付きの抹茶ソフトクリームも人気。

楠木茶房
像を眺めながら本格的なカフェタイム
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石臼挽きコーヒー
日本最古のコーヒー店として知られる「放香堂」の石臼挽きコーヒー(500円)
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煎茶「君子好」
売店では茶葉も購入可。“皇居参賀記念”と記された煎茶「君子好」(100g1620円)
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《和田倉噴水公園》

昭和36(1961)年に上皇陛下ご成婚を祝して創建された噴水を、平成5(1993)年の天皇陛下ご成婚を機に公園として再整備。スターバックスが併設され、無料の休憩スペースもある。

「和田倉噴水公園」
「和田倉噴水公園」
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「和田倉噴水公園」
夜はライトアップも。幻想的で趣のある美しさ
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《桜田門》

安政7(1860)年に大老井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」の舞台としてあまりにも有名。昭和36(1961)年、国指定重要文化財に指定された。

桜田門
かつての風情を残す歴史的名所
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《正門石橋》

皇居前広場側から見ると、お濠に映り、眼鏡のように見える。撮影時は信任状捧呈式のため、外国の大使が馬車に乗って橋を渡り、皇居に向かう姿が見られた。

「正門石橋」
「正門石橋」
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《北の丸公園 芝生広場》

昭和天皇の還暦を記念して、公園として整備し、開園。芸術や文化施設の見学、ピクニックなど、思い思いに過ごせるのが魅力。

<キャプ>約20万m2の敷地を誇る都内屈指の花見名所

皇居散策で立ち寄りたい!水と緑を感じるカフェ&レストラン

皇居ならではの美しい景色や、清々しくも荘厳な雰囲気を堪能できるスポットをご紹介。散策においしい思い出もプラスして。

パレスホテル東京ラウンジバー「プリヴェ」

日本を代表するホテルのひとつで、「フォーブス・トラベルガイド」で10年連続5つ星を獲得。ラウンジの窓の外には皇居の豊かな緑が広がり、上質なひとときが過ごせる。

パレスホテル東京ラウンジバー「プリヴェ」の内観
皇居を一望できる最高のロケーション
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「マロンシャンティイ」
シグニチャースイーツの「マロンシャンティイ」も通年楽しめる。単品1500円、ドリンクセット3000円(サービス料別途)
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◆パレスホテル東京ラウンジバー「プリヴェ」
住所:東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京6F

東京會舘「ロッシニテラス」

大正11年(1922)創業の「東京會舘」の味をカジュアルに楽しめるカフェレストラン。名物の欧風カレーも選べる「ベーシックミールセット」(4950円※サービス料別途)が人気。

「ロッシニテラス」 の内観
「東京會舘」の味をカジュアルに楽しめるカフェレストラン「ロッシニテラス」
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カレー
お濠を望む立地で伝統の味を気軽に楽しめる
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◆東京會舘「ロッシニテラス」
住所:東京都千代田区丸の内3-2-1 東京會舘 本舘1F

楠公レストハウス

江戸文様をあしらったインテリアがアクセントの食事処では、伝統和食をテーマにした食事やスイーツが手頃な価格で楽しめる。

楠公レストハウスの外観
古くから親しまれてきた皇居参拝の憩いの場
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「江戸エコ行楽重」
人気の「江戸エコ行楽重」(参の重2410円)は、持ち帰り可能な菊花の御紋のお箸つき(1週間前までに要予約)
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売店入り口
売店には皇居参観の記念品や皇居にゆかりの深い商品が多数揃う
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「皇居外苑 菊最中」
香ばしい皮と味わい深い餡が、絶妙のハーモニー。「皇居外苑 菊最中」(5個入り 1600円)
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「皇居外苑 どらやき」
きめ細かくしっとりした生地に、北海道産小豆で作った餡がたっぷり。「皇居外苑 どらやき」(4個入り 1404円)
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純米酒金箔入り 「皇美」
農薬・化学肥料不使用の山田錦を風味豊かに仕上げた。純米酒金箔入り 「皇美」 (180ml 1100円)
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◆楠公レストハウス
住所:東京都千代田区皇居外苑1-1

◆教えてくれたのは:いなもとかおりさん

城マニア・観光ライター。全国の城巡りをライフワークとし、皇居にも年60回近く足を運ぶ。著書に『城めぐりは一生の楽しみ』(KADOKAWA)。

撮影/雑誌協会代表取材、玉井幹郎、横田紋子、杉原賢紀 取材・文/高城直子

写真/共同通信社、PIXTA、いなもとかおり

※女性セブン2025年12月4日号