カレーや唐辛子を入れ、味のバリエを楽しむ「豚汁屋 九条本店」
「豚汁は肉や野菜、豆類が入ったスーパーフードともいえる料理。おでんのように食べごたえのある豚汁を食べて欲しかった」という「豚汁屋 九条本店」のオーナー・菊谷祐介さんの思いもあり、具材はすべて大きめにカット。なかでも白菜は欠かせないと話す。

「豚汁の味は白菜で決まると言っていいほど。極論、豚肉と白菜があればおいしくなります!」
大きめ野菜をゴロッと入れておでんのように味わう

《Point》大根とにんじんは大きく切って食べ応えアップ。

豚肉は脂が出るまでじっくりと焼き、旨みを出す。

豚肉・大根・にんじんの上に白菜を広げて煮込む。
《作り方》
【1】大根1/4本とにんじん1本は皮をむかず、7cmほどの大きさに4等分に切る。白菜1/8個はざく切りにし、木綿豆腐1丁は横に8等分に切る。にんじん、大根はそれぞれ器に入れて水を大さじ3ほど加え、ラップをふんわりかけて500Wの電子レンジで15分加熱し、柔らかくしておく。
【2】豚バラ肉(かたまり肉があればベスト)150gは2cm角に切り、サラダ油で軽く焼き色がつくまで炒める。豚もも肉の場合はラード油で炒めるとコクが出る。
【3】【2】の鍋に水31/2カップ、にんじん、大根、白菜を入れて火にかけ、煮立ったら顆粒だし小さじ2と花かつおひとつかみを加え、風味と香りをプラスする。※花かつおは取り出さない。
【4】【3】にこうじみそ・白みそ各大さじ2を溶かし、豆腐を加え、ひと煮立ちしたら、基本の豚汁が完成。火を止めてカレーフレーク大さじ3を加えて全体を混ぜる。

赤の豚汁にアレンジ!

カレーフレークの代わりに赤とうがらしを油で炒めたものを加えれば旨辛味に。市販のチゲ鍋の素大さじ1を加えてもおいしく仕上がる。
◆教えてくれたのは:豚汁屋 九条本店・オーナー 菊谷祐介さん

2025年5月にオープン。豚汁に合わせた、花がつおをかけた卵かけご飯も人気。
大阪市西区九条1-15-21
撮影/田中宏幸、二村海
※女性セブン2025年12月18日号