料理・レシピ

《すぐにまねできるプロの技術を公開》豚汁で人気の3店が教える作り方のコツ&レシピ

煮込み過ぎず、 つど合わせて作る新鮮なおいしさ「おにぎり・とん汁 山太郎」

「煮物はたくさん作るほうが、具材の旨みが出て絶対においしい!」と「おにぎり・とん汁 山太郎」のオーナー・樋山千恵さん。たっぷりの具材は、あらかじめ煮込んでベースを作っておき、オーダーに応じてだし汁と合わせてみそで調味するのが山太郎流だ。ひと鍋ごとに仕上げるので煮崩れることもなく、みその風味は滋味深くも新鮮な味わいが楽しめる。

豚汁とおにぎり
具と汁を直前に合わせるから歯ごたえしっかり、香り高く食欲そそるおかず豚汁に。おにぎりと豚汁のセットでおにぎり20円オフ
写真19枚

しょうが、にんにくで旨み底上げ。“粒みそ”の香りも食欲をそそる

野菜を切っている
ごぼうは半分ずつ輪切りと斜め薄切りに
写真19枚

《Point》ごぼうは輪切りと斜め薄切りの2通りに。輪切りのほうは、炒めて香りを出す。

鍋にだしを入れている
2種類の削りぶしを使用
写真19枚

だしの削りぶしも2種類。厚削りでパンチを出し、薄削りでマイルド感をブレンド。

大量の豚汁
おろしたにんにくとしょうがで風味アップ!
写真19枚

野菜、豚肉、油あげ、つきこんにゃくを煮る。その際、おろしたにんにくとしょうがを入れて食欲をそそる風味に。

鍋にみそを入れようとしている
オーダーに応じてだし汁と粒みそを伸ばす
写真19枚

肉と野菜を煮込んだベースを作っておき、オーダーに応じてだし汁と粒みそでのばす。だからみその香りも常にフレッシュ。

《作り方》

【1】ごぼう1/2本の半量は厚めの輪切りに、残り半量は縦半分に切ってから斜め薄切りにする。大根1/4本とにんじん1本はいちょう切り、しいたけ3個は軸を輪切りに、かさの部分は薄切りにする。小さめの里芋5~6個は皮をむく(冷凍食品を使うと簡単)。

【2】鍋にごま油を多めに熱し、輪切りにしたごぼうを揚げ焼きにする。

【3】2cm幅に切った豚バラ肉200gを加えて炒め、しょうが・にんにくのすりおろし各適量を入れる。【1】の残りの野菜、つきこんにゃく約30g、短冊切りにした油揚げ1枚を入れてさらに炒める。

【4】酒・みりん各適量を入れ、だし汁をひたひたになる程度に入れて約15分、野菜が柔らかくなるまで煮る。

【5】【4】にだし汁適量を加えて好みの濃さにし、温まったら火を消してみそ適量を入れて味を調える。

◆教えてくれたのは:おにぎり・とん汁 山太郎・オーナー 樋山千恵さん

豚汁を差し出す女性
「おにぎりも一緒にどうぞ」(樋山さん)
写真19枚

「最後の晩餐はおにぎりと豚汁を食べたい」がオーナーの願い。
東京都世田谷区玉川3-15-12

関連キーワード