「1月末に両陛下のモンゴル訪問が報じられ、初めて戦争によって北方に抑留された人々の追悼が実現する見通しとなった直後の2月には、当時、まだ筑波大学附属高校に在学中だった悠仁さまが、シベリアで抑留されていた人々が多く引き上げてきた京都府舞鶴市にある『舞鶴引揚記念館』を私的に訪問されました。

また、8月には紀子さまと佳子さまが揃って広島県に足を運ばれました。私的訪問という位置付けではありましたが、平和祈念公園で花を手向けられ、その翌日は水色のシャツのリンクコーデで原爆養護ホームに入所するお年寄りと交流されるなど、慰霊の意味合いが強いものでした」(前出・皇室担当記者)

秋篠宮家の2025年の一大イベントといえば、9月に18歳を迎えられた悠仁さまの成年式だ。母親の紀子さまは心配そうな“母心”を漂わせながらも、オフホワイトのドレスに身を包み、後頭部には大きなリボンを飾り、誇らしそうに悠仁さまを見守られた。一方、佳子さまはグリーンのドレスにパールのステーションネックレスを合わせ、カジュアルダウンされた。

「紀子さまも佳子さまもTPOをしっかりと考えられているのです。かしこまった場ではダークトーンで落ち着いた雰囲気を、人々を元気づけるときには服の布地やアクセサリーで心躍るような演出をされています。国民感情に寄り添ったファッションを意識されているのでしょう。

たとえば11月に聴覚障碍者に関するイベントに出席された紀子さまは小さなハート模様のスーツをお召しになられていました。佳子さまは10月の国民スポーツ大会の閉会式では鮮やかなロイヤルブルーのボディコンシャスなワンピースを、デフリンピックの開会式ではショッキングピンクのワンピースをお召しになるなど、ご活動の場面に応じてメリハリをつけられていました」(皇室ジャーナリスト)
2025年の紀子さまはリボンやハートのガーリーテイストとダークトーンの大人テイストを、佳子さまは華やかテイストと清楚な着こなしを使い分けられた。来る2026年はどんなファッションを見せてくださるのだろうか。