
世界も国内も情勢が不安定な年明け。なんだかうまくいかないことも多い…そんなモヤモヤを一掃するため、厄落とし神社に行ってみませんか。厄年ではない人も、詣でることで心の曇りをすっきり晴らし、ハッピーな運気を呼び込みましょう。
- 厄落としは自分を振り返る機会
- 厄をしっかり払うなら ご祈祷を
- 基本の参拝マナー
- 【1】日本神話最強の武神が邪気を断つ「鹿島神宮」
- 「鬼の力」で厄を払う全国唯一の神社「稲荷鬼王神社」
- 平安時代から続く厄除けの聖地「吉田神社」
- 「八方除」の守護神「寒川神社」
- 太陽神の光であらゆる闇を照らす「阿佐ヶ谷神明宮」
- 神剣の霊威で「起死回生」を叶える「石上神宮」
- 方位の災いを根本から断つ「方違え」発祥の地「方違神社」
- 「霊験速感」との聞こえ高い神社「若泉稲荷神社」
- 江戸の大飢饉を払い除けた「廣田神社」
- 「生き残りの神社」として名高い「小網神社」
- 荒々しい力で厄災を払い清める「素盞雄神社」
- 「桃太郎伝説」をいまに伝える一宮「吉備津神社」
- 「日本で最初の天神さま」でご利益を「防府天満宮」
- 「厄除けの神様」の代表格「太宰府天満宮」
- 「道」を切り開く力が授かる「宗像大社」
厄落としは自分を振り返る機会
厄年に厄落としをする意義について、神社開運研究家の中津川昌弘さんは、「30代以降の厄年は、体の変化はもちろん、人間関係、仕事、お金などいろいろな問題が起きる年頃。『経験があるから』と過信して決断を誤ったり、病気の予兆を見逃しがちです。厄落としは、神様にお参りをすることでそんな自分を振り返り、謙虚な気持ちを取り戻す機会でもある。本厄のみならず前厄、後厄もお参りをするのが望ましいですね」と語る。
厄年前後の3年は体に気をつけ、家の購入や転職などの大きな決断は慎重に検討すること。ただ、厄年だからと暗くなる必要はない。

「厄年は『役年』ともいわれます。人の役に立つことを積極的に行う年にしようと心がけると、心持ちも変わります」(中津川さん・以下同)
厄落としは、寺、神社のどちらでも行われている。
「寺の厄落としは、仏様の力で能力を高めてもらうもの。一方、神社の厄落としは、日々の穢れを払い清めることで心の曇りを晴らすもの。
厄を“落とす”なら、文字通り『祓ってくれる』神社がいいのではないでしょうか」

厄落としの前に氏神さまにお参りを
参拝に適したタイミングはあるのだろうか。
「旧暦の大晦日にあたる節分や、春分・秋分、誕生日前などがいいといわれますが、神社は毎日開いています。こだわらずに『思い立ったが吉日』で問題ありません」
数多ある中からどう神社を選べばいいのか。
「本気で厄を落とすなら強大なパワーを持つ神様に払ってもらうのがおすすめです。ただ、そこに行く前に、自分が住む地域を守る氏神様へのお参りも欠かせません。
自分といちばん縁のある神様に、まずは根回しをするのです。知らない人(=遠くの有名な神社)にいきなりお願い事をする前に、自分と親しい人(=氏神様)にお願いした方がスムーズに事が運ぶでしょう」
厄を「福」に変えるには、身近な神様との向き合い方も重要だ。
厄をしっかり払うなら ご祈祷を
特別な願い事があるときはご祈祷を受けるという人も多い。
「通常の参拝は自分で神様に願い事をするものですが、ご祈祷は、神様と私たちの橋渡しである神職が、私たちに代わって神様に願いを伝えてくれます」(中津川さん・以下同)

ご祈祷の流れは以下の通り。まず社務所で申し込みをする。「厄除け」「家内安全」など願い事の種類を選び、住所と名前を書いて初穂料(料金)を納める。予約が必要かは神社によるため、事前に確認しておこう。
次に、拝殿で神職の祝詞(神様に唱える言葉)の奏上やお祓いを受ける。神職が自分の名前と願い事を奏上するのを聞きながら、ともに祈願をする。祝詞奏上後は玉串を奉納し、授与品を受け取って終了となる。
「ご祈祷をしたから願い事が絶対叶うということではありませんが、神聖な拝殿で神職のお祓いを受ける時間は特別なもの。機会があれば、一度体験していただきたいですね」
基本の参拝マナー
軽くお辞儀をし、鳥居の中心より右側にいれば右足から、左側にいれば左足から鳥居を越える。
「真ん中を歩かれる神様の邪魔にならない心づかいです」(中津川さん・以下同)
右手でひしゃくを取って水を汲み、左手を清め、ひしゃくを左手に持ちかえて右手を清める。次に、再びひしゃくを右手に持ちかえ、左手に水を注いで口を清め、左手を再び清めて元に戻す。
「手水は心身の穢れを落とす意味合いがあります」

【1】拝殿の前で軽く頭を下げ、賽銭を入れ、鈴があれば鈴を鳴らす(鈴→賽銭でも可)。
【2】二拝(90度の深いお辞儀)→二拍手→祈願。
「願い事の前に神様への自己紹介を忘れずに。住所、生年月日、名前を心の中で唱えましょう」
【3】祈願後に一拝して終了。