庶民派グルメ
大阪グルメは庶民の味方。ラーメンに餃子、スパイスカレーまで、個性豊かな名店が勢揃い。
餃子一本勝負の名店何個でも食せる軽やかさ「丸正餃子店」
メニューは餃子とビールのみ。まさに餃子一本勝負。1969年に創業し、大阪市内からはやや離れた場所でありながら、その味を求めて多くの人が訪れる。

毎日注文が止まらず、できたてを提供するため、店内では手際よくひたすら餃子を包み続ける。

野菜たっぷりの餡はキャベツではなく甘みの強い白菜を使い、薄皮で包み、小粒で軽やか。1人で3~5人前はペロリと食べられてしまう驚きの餃子だ。

中身が透けるほど薄い皮のため、重すぎず、スルスルと何個でも食べられる。クリスピーな黄金色のパリッとした焼き目が美しい。白菜の甘みが際立つ、よく練り込まれたなめらかな餡に老舗の熟練の技を感じる。

◆丸正餃子店
住所:大東市三住町1-35 石田ビル1F
要予約(15時から受付開始)
清らかなスープに息を呑む孤高の一杯「210K」
口コミやSNSで広まり、大阪では知る人ぞ知る、幻のラーメン。現在は会員制を解禁し、誰でも足を運べるようになったが、開店するかはその日のスープの出来次第。

店主の舌に敵わぬと休業になるこだわりだ。骨やガラは一切使わず、ブランド豚や鶏の肉だけで仕込むスープは、目を疑うほど水の如く清らか。最後の一滴まで余すところなく飲み干せる。

◆210K
住所:大阪市中央区東高麗橋4-9 双葉シティープラザ1F

賄いから始まった魅惑のスパイスカレー「定食堂 金剛石」
店主の中尾浩基さんはもともとイタリアバルの料理長だったが、賄いのスパイスカレーが評判となり、2017年に『定食堂 金剛石』をオープン。たちまちカレー通に人気の名店に。

看板メニューは2種類の味が楽しめる『合いがけカレー』。サブジやアチャールなど野菜たっぷりの副菜とともに、八角の利いた台湾風煮卵が全体にまろやかさを与える。少ないスパイスでエッジを利かせ、抜群のキレのよさと絶妙なバランスでスプーンが止まらない一皿だ。

この日の『合いがけカレー』(1300円)は『マスタードチキン』と『マトンカリー』。キャベツのポリヤル、きゅうりのライタなど手作りの5つの副菜が脇を固める。『台湾風煮卵』(100円)をトッピングするのも忘れずに。

「それぞれがハッキリした個性を持ちながら、同じ皿の中で融合している。このバランス感が見事です!」(見冨さん)。

◆定食堂 金剛石
住所:大阪市中央区瓦屋町1-8-25
