健康・医療

医師46人が選んだ「処方されたい・処方されてもいい薬」ランキング 安全性の高さが評価された「アセトアミノフェン」、かぜのひき始めに用いられる「葛根湯」などが上位に

有効成分は同じでも効果が違う後発品

 処方薬をもらう際に気になるのが、先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック薬)の違いだ。有効成分や効能は変わらないとされる一方で、切り替えた後に「効き目が違う」と違和感を抱く人がいるのも事実。やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原/東京浅草院の宇井千穂さんが言う。

「成分が同じでもコーティングなどの添加物が異なると、効果の差を感じる患者さんはいます。希望の薬を伝えることはわがままではありませんので、不安があれば医師か薬剤師に相談してください」

 成城松村クリニック院長で婦人科医の松村圭子さんは、副作用やのみ方の希望も伝えてほしいと話す。

「例えば抗アレルギー薬には何百と種類がある。眠気を避けたい人は『フェキソフェナジン塩酸塩』(5位)、1日1回の服用ですませたいなら『ビラスチン』(21位)など、ライフスタイルに合わせた選択肢があります。副作用も『効果が強いなら許容できる』など、ニーズに近い処方を提案してくれる医師を見つけることが大切です」

医師が選ぶ処方されたい、されてもいい薬
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 病気を治す薬で健康を損なうことのないよう、いま一度お薬手帳を見返してみよう。

《教えてくれた識者46人》

・以下、46人の医師に、「処方されたい、されてもいい薬」を最大10個挙げてもらい、1位を10点、2位を9点、3位を8点、4位を7点、5位を6点、6位を5点、7位を4点、8位を3点、9位を2点、10位を1点として集計。10点以上の項目をランキング化した。 

青柳泰史さん(放射線科医)、秋津壽男さん(秋津医院院長)、石黒成治さん(消化器外科医)、石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)、一石英一郎さん(国際医療福祉大学病院教授)、井上登太さん(みえ呼吸嚥下リハビリクリニック院長)、井上留美子さん(松浦整形外科内科院長)、宇井千穂さん(やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原/東京浅草院総院長)、内野勝行さん(金町駅前脳神経内科院長)、大西睦子さん(内科医)、大西良佳さん(麻酔科医/宇治川病院)、岡田正彦さん(新潟大学名誉教授)、奥村歩さん(おくむらメモリークリニック理事長)、尾崎章彦さん(乳腺外科医)、加藤祐司さん(札幌かとう眼科院長)、上昌広さん(内科医/医療ガバナンス研究所理事長)、工藤あきさん(消化器病専門医)、窪田徹矢さん(くぼたクリニック松戸五香院長)、佐々木欧さん(内科医/秋葉原駅クリニック)、左藤桂子さん(内科医)、柴亜伊子さん(あいこ皮フ科クリニック院長)、嶋田裕記さん(脳神経外科医)、鈴木香奈さん(金沢駅前ぐっすりクリニック院長)、住田憲是さん(望クリニック院長)、宋美玄さん(丸の内の森レディースクリニック院長)、?橋怜奈さん(山王ウィメンズ&キッズクリニック大森院長)、武井智昭さん(医療法人つばさ会高座渋谷つばさクリニック院長)、谷口恭さん(谷口医院院長)、谷本哲也さん(ナビタスクリニック川崎院長)、徳田安春さん(総合診療医)、戸田佳孝さん(戸田整形外科リウマチ科クリニック院長)、東丸貴信さん(循環器専門医)、中原英臣さん(新渡戸文化短期大学名誉学長)、中村光伸さん(光伸メディカルクリニック院長)、中村幸嗣さん(危機管理血液内科医)、中山潤一さん(中山クリニック院長)、南淵明宏さん(昭和大学横浜市北部病院循環器センター教授)、日比野佐和子さん(医療法人康梓会SAWAKO CLINIC×YS統括院長)、平松類さん(二本松眼科病院副院長)、舛森悠さん(鈴木内科医院/千葉大学)、松田史彦さん(松田医院和漢堂院長)、松村圭子さん(成城松村クリニック院長)、村川哲也さん(耳鼻咽喉科医)、山本佳奈さん(内科医)、米山公啓さん(米山医院院長)、渡辺尚彦さん(日本歯科大学内科学客員教授)】

医師が選ぶ処方されたい、されてもいい薬
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※女性セブン2026年5月7・14日号