
6月13日から26日までの約2週間、天皇皇后両陛下はオランダ・ベルギーを国賓として訪問される。両陛下に限らず、皇族が海外訪問をされる場合、日本と当該国との外交関係の「節目」がきっかけのことがほとんどだ。
記憶に新しい愛子さまの初めての海外公式訪問は昨年11月、ラオスとの外交関係樹立70周年を記念したものだった。今年11月に予定されている愛子さまのシンガポールへの公式訪問も、外交関係樹立60周年が背景にある。
「両陛下のベルギー訪問は、外交関係樹立160周年を迎えるにあたり、ベルギー側からの招待があって実現するものです。今年3月、公式訪問をする方向で調整が進められていると発表した木原稔官房長官は、これまでに度々、両陛下に対して招待が寄せられていたことを明らかにしました」(皇室記者)
すなわち、ベルギー側にも今回の節目を、「陛下や雅子さまとの結束を強める機会にしたい」という思惑があるのだろう。そんななか秋篠宮ご夫妻は5月21日、國學院大學博物館で開催される特別展「日本・ベルギー修好160周年記念 —美と知の交流の軌跡—」をご覧になる。
「本来、特別展はその2日後に始まるのですが、別の公務との兼ね合いから、ご夫妻は会期前に訪問されることになりました。初日となる23日には、佳子さまと悠仁さまも同特別展をご覧になります。文字通りご一家総出で、2日に分けてベルギーとの関係をアピールされるわけです」(皇室ジャーナリスト)
だが、雅子さまの24年ぶりの海外歴訪を控えたタイミングでの“ベルギー公務”をいぶかしむ声もある。
「これまでのベルギー王室との関係や、招待の経緯などを考えると、今回の訪問が“雅子さま案件”であることは明らかです。世間の見方が散漫になりかねず、公務のバッティングと言われても致し方ないため、本来は避けてもよかったはず。紀子さまはベルギーとの節目を大切に考えられたのでしょうが、衝動的な動きにも見えます」(前出・皇室ジャーナリスト)
もちろん、海外王室とのつながりは、皇室全体としても重要視されるものだ。しかし、天皇家と秋篠宮家の間では、度々「バッティング」が騒動を招いたことがあった。
愛子さまの成年会見が行われた2022年3月17日。初の単独会見とは思えない落ち着きぶりに、多くの国民が魅了された。だがその日は、悠仁さまの中学校の卒業式でもあった。テレビや新聞では愛子さまが大々的に取り上げられ、扱いの差は歴然。しかし、本来であれば皇位継承権を持つ悠仁さまの門出も重要なニュースだ。
結局、1週間後に宮内庁の西村泰彦長官が会見で「私のミス」「個人的には別の日がよかったと思う」と調整不足を認めて謝罪する事態となった。
「それだけではありません。昨年9月の悠仁さまの成年式では、愛子さまは新潟県で行われる単独公務への出発の日と重なり、夕方の祝宴を欠席されました。
両陛下の公務では2017年、体調不良から快復途上にあった雅子さまの注目度の高い地方公務の日に、眞子さんと小室圭さんの婚約会見が行われ“皇太子夫妻(当時)の重要なご公務の日に、なぜ会見したのか”と、問題視されたこともありました。今回、“ベルギーかぶり”という点で、再び疑問の声があがる可能性があります」(前出・皇室記者)
公務の日程だけでなくその内容まで、配慮すべき点は多いようだ。
※女性セブン2026年6月4日号