俳優 戸塚純貴(33)/盛岡冷麺(岩手県)

麺の弾力、澄んだスープ、忘れられない溺愛麺
盛岡三大麺のひとつとして100年フードに認定された盛岡冷麺。
「ツルッとしているのに噛むと跳ね返るような弾力があり、まるでゴムみたい。牛骨ベースの澄んだスープはだしがしっかり効いてほんのり甘く、最後の一滴までさっぱり飲み干せます。東京だと冷麺は締めに出ることが多いですが、岩手では白米と一緒に食べるため、その違いに戸惑いました。上京してから一度もホームシックにはなりませんでしたが、冷麺シックにはなりましたね」
⚫︎こだわりが詰まった至極の一杯「ぴょんぴょん舎 GINZA UNA」
岩手出身の戸塚純貴も常連だと話す『食道園』が盛岡冷麺の原型といわれ、ぴょんぴょん舎は共にその味を地元で追求。牛バラ肉や牛骨、鶏がらをじっくり煮込んだスープは洗練されたクリアなコクがあり、コラーゲンたっぷり。冷麺専用に野菜だけで作るキムチはあっさりとフルーティーで、キリッとした清らかなスープに驚くほどマッチする。



東京都中央区銀座3-2-15 ギンザ・グラッセ11F
戸塚純貴
2011年に俳優デビュー。2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』で轟太一役を好演。映画『SAKAMOTO DAYS』が公開中。

俳優 犬飼貴丈(31)/たらいうどん(徳島県)

湯気の中、家族団らんを教えてくれた祖母の味
大きなたらいをみんなで囲むのが徳島流の「たらいうどん」だ。青春時代を母の実家のある徳島県で過ごした犬飼貴丈は、当時を振り返る。
「親戚が集まるとみんなでよくたらいうどんを食べに行きました。思い出すのは幸せそうに食べる祖母の顔。普段は小食なのに、2玉くらいペロリと食べちゃって(笑い)。ぼくは母と2人で食事をすることが多かったので、大勢で食卓を囲むことがとにかくうれしかった。丸いたらいが家族をつないでくれ、一家団らんの温かさを感じました。いまでも地元に帰ると友人たちと大勢で食事に行くのが大好き。おいしさを共有すると自然と仲よしに。食は人をつなぐものだと教えてくれました」
⚫︎徳島出身の店主が腕をふるう「阿波よし田」

2018年にミシュラン ビブグルマンに認定された隠れた名店。阿波牛や金時豚、阿波尾鶏など、徳島産の厳選食材を使う。たらいうどんは締めに食べやすいよう細麺にアレンジ。関西風のあっさりしたつゆで軽やかに。
東京都港区麻布十番2-4-6 銀水ビル2F
犬飼貴丈
2012年『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞。多数のドラマや映画に出演。

スタイリスト/松下洋介 ヘアメイク/加藤ゆい
撮影/玉井幹郎、菅井淳子 取材協力/西谷友里加、坂之上真奈 取材・文/岸綾香
※女性セブン2026年6月4日号