
活動終了までついに数日となった嵐。5人がファンとの時間を全力で過ごす一方で、終わりの時は刻一刻と近づいている。ラストツアーで見せた後継グループへの思いやりとは──。【全3回の第1回】
「会場にいる4万人で、おれらのこと幸せにしてくれる?」
「イエーイ!」
「OK! 代わりにおれたち5人で4万人を幸せにしてやるよ! 幸せになる準備はできてるか!」
「イエーイ!」
5月中旬に行われた嵐の大阪公演。ステージの中央に君臨した松本潤(42才)が“お約束”のコール&レスポンスで客席をあおると、約4万5000人のファンで埋め尽くされた京セラドーム大阪が割れんばかりの歓声に包まれた。
1999年9月にハワイの洋上で鮮烈な船出を飾ってから約27年。幾多の荒波を乗り越え、名実ともに日本のエンターテインメントの頂点に立った国民的グループ・嵐が、5月末をもって激動の歴史に幕を下ろす。
「今年3月の札幌公演を皮切りに、全国5大ドームで開催されたラストツアー『We are ARASHI』が5月31日の東京ドーム公演でグランドフィナーレを迎えます。5人のメンバーが嵐としてステージに立つ最後の機会とあって、チケットの争奪戦は熾烈を極めましたが、入手できなかったファンのために当日の様子は生配信されます。パフォーマンス以外にもさまざまなサプライズが用意されているそうです」(芸能関係者)
ファンと共に四半世紀もの長い時間を走り続けてきた嵐の5人、すなわち、松本、櫻井翔(44才)、二宮和也(42才)、相葉雅紀(43才)、大野智(45才)は、有終の美を飾るラストステージで何を語るのか。当日、彼らがファンに向けて語るメッセージにも大きな注目が集まっている。
嵐が大規模なツアーを行うのは2018年から2019年にかけて行われた20周年の記念ツアー『5×20』以来、実に7年ぶり。長いブランクがあることに不安を抱くメンバーもいたが、ファンに直接、感謝の思いを伝えるために歌を届けることは5人の総意。ツアー前には松本が中心となって、じっくりとビジョンを語り合い、一切の妥協を排したボイスレッスンやダンスのリハーサルを重ねてきたという。
「嵐のコンサートは圧倒的なパフォーマンスの技術と壮大な演出、斬新な舞台装置で観客を魅了し続けてきました。その反響はすさまじく、1年近くをかけて行われた前回のツアーは全50公演で約240万人を動員し、国内史上最大のツアーとして金字塔を打ち立てました。
今回のラストツアーでも全15公演で約69万人の動員が見込まれ、グッズ代やホテル代、周辺の観光業などへの影響も含めた経済効果は2000億円以上になるという試算もあります」(前出・芸能関係者)