健康・医療

《体が若返る食品ランキング》1位「ヨーグルト」腸内環境を整えて免疫力アップ、カルシウムやたんぱく質も摂れる 2位は「納豆」、3位は「青魚」

朝食を食べる女性
日々の食事に必要なものとは(写真/PIXTA)
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 食事は命の源──体や細胞を動かすエネルギーとなり、骨や血・肉を作る材料となり、体調不良や心身の不調を起こさないよう体の調子を整えてくれる。だからこそ、どの食品を摂るかで、体がただ老いていくのか、若々しく健康に長生きできるかを大きく左右する。専門家への取材から作成した“体が若返る食品”ランキングを参考にして、日々の食事に必要なものをここで確認しよう。【前後編の前編】

食事は体の根幹を作り、維持し、修復するための土台

 健康寿命を延ばすには「体づくりのもととなる食が何よりも重要です」とちぐさ内科クリニック覚王山院長の近藤千種さんは話す。

「私たちの体は約37兆個ともいわれる細胞からできていて、その材料になるのは毎日の食事。筋肉や骨、血管、皮膚、内臓だけでなく、免疫細胞やホルモン、神経伝達物質などの多くが食事から摂取した栄養素をもとに作られています。食事は単なるエネルギー補給ではなく、体の根幹を作り、維持し、修復するための土台なのです」(近藤さん)

 犀星の杜クリニック六本木院長の川本徹さんが食事と細胞の関係を解説する。

「体の細胞は日々分裂を繰り返し、古くなった細胞は壊され排出され、新しい細胞に変わります。この細胞のサイクルに必要なのが食事でしか摂れない、たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルです。これらが不充分だと細胞分裂のサイクルが停滞し、体全体の細胞が老けていきます」

“貯筋”が80、90の健康を作る

 細胞の慢性炎症について話すのは、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんだ。

「介護保険の利用者が抱える症状でいちばん多いのは認知症ですが、細胞の慢性炎症が関係していると考えられています。予防のためには抗酸化作用の高い野菜などが有効です。また、介護理由を招くフレイル(虚弱)を回避するには、脂肪を減らしていきながら、たんぱく質をしっかり摂って、時間をかけていいので筋肉を少しずつ増やしていく“貯筋”が大切です」

 若々しさをキープして健康的に生きていくために、今回15人の専門家に取材。体が若返る「最強の食品」ランキングを作成した。

体が若返る最強の食品ランキング
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《以下の15人の医師と食の専門家に体を若返らせる「最強の食品」を【免疫力・血管・骨・腸・睡眠】の5つの項目に対して最大5個挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。ランキング内の得点は5項目合計の点数。

石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)、市原由美江さん(eatLIFEクリニック院長で日本糖尿病学会専門医)、岩崎真宏さん(医学博士で管理栄養士)、鎌田實さん(諏訪中央病院名誉院長)、川本徹さん(犀星の杜クリニック六本木院長)、工藤あきさん(消化器病専門医)、近藤千種さん(ちぐさ内科クリニック覚王山院長)、佐野こころさん(医学博士)、清水加奈子さん(管理栄養士)、谷本哲也さん(ナビタスクリニック川崎院長)、浜本千恵さん(管理栄養士)、福田千晶さん(日本リハビリテーション医学会専門医)、松生恒夫さん(松生クリニック院長)、御園生佳奈子さん(湘南美容クリニック新宿本院副院長)、望月理恵子さん(健康検定協会理事長で管理栄養士)》

 堂々の1位に輝いたのは、どの項目でも高い評価を得たヨーグルトだ。医学博士の佐野こころさんがその効果を話す。

「腸には免疫細胞がたくさん存在するため、免疫力アップには腸内環境を整えることが大切。ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富です。ぜひバナナやきなこと組み合わせて、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維も一緒に摂ってください」

 期待できる効果は整腸だけではないと続けるのは、健康検定協会理事長で管理栄養士の望月理恵子さんだ。

「骨の材料となるカルシウムが多く含まれ、吸収率も約40%と吸収されやすい食品です。たんぱく質も一緒に摂れるので骨の材料が揃っていますね。ほかにも必須アミノ酸のトリプトファンが含まれていて、脳内でセロトニンやメラトニンが分泌され質のいい睡眠のサポートをしてくれます。朝のヨーグルトもいいですが、寝る1~2時間前に食べるのもおすすめです」