短時間で効率よく効果を上げられることから海外セレブも実践している「HIIT(ヒット)トレーニング」。
HIITとは、「High Intensity Interval Training(高強度トレーニング)」の略で、休憩をはさみながら心拍数のレベルが最大約90%になる高強度の運動を数種類組み合わせるトレーニング法。
ダイエットエキスパートの和田清香さんが2018年1月に上梓した『忙しい人ほどうまくいく!週1回×5分でやせ体質に変わる「FAT5」ダイエット』(宝島社)は、このHIITを”宅トレ”用にアレンジ。
「高強度の運動と休憩を繰り返すHIITは、運動した後も脂肪燃焼が続くので、ダイエット効果が絶大。ただし、メニューに具体的な決まりがないため、”宅トレ”には取り入れづらいのが難点なんです」(和田清香さん。以下、「」同)
和田さんが提案する「FAT5(Fat Attack Training 5 minuites)」はこのHIITを基にしたもので、高強度の運動30秒と体力を回復するための休憩15秒を交互に繰り返す。道具やマシンを使わず、5分間で終わるのがポイント。
「同書では、初級、中級、上級、屋外、と4種類の『FAT』を提案しています。初級から順に試して、週に2回を目安に習慣にしましょう」
「FAT5」でより効果を引き出すコツは?
個々のエクササイズは回数は決まっておらず、30秒という所要時間の中でできるだけ数を多くこなすというもの。その後、体はしばらく脂肪を燃焼し続ける状態に。そのため、続けてストレッチを行うと、部分痩せにも効果が期待できるそう。
「痩せ効果を少しでも上げたいのなら、筋肉を増やす『mTOR(エムトール)』という体内物質の働きが期待できる空腹時に行うのがオススメです」
同書では、部位別のエクササイズも紹介。その中から座ったままできる下半身デブ改善エクササイズ2種を教えてもらった。ダイエット中の人はさっそくトライを!