
話題のTBS系日曜劇場『VIVANT』だが、女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏はあまり興味がないという。『VIVANT』にまつわる会話を経て気づいた“69才の立ち位置”とは……。オバ記者がつづる。
二回り下の友人から聞かされた『VIVANT』の話
「『VIVANT』の堺雅人が~」と言われて、あなたは身を乗り出す? それとも、ポカン?
テレビドラマを滅多に見ない私は“ポカン”の方。
そうしたら、「もう、信じられない! TBSの日曜劇場で3年前に大ヒットして、今年7月からシーズン2が始まった、ものすごくおもしろいドラマを知らないの?」と、友人のY子(45才)から早口でまくし立てられた。彼女は私より二回り下の酉年女で、おっちょこちょい同士、なんとなく気が合う。なので、彼女がそこまで言うならとネットで調べて、ネット上の文言を声に出して読んでみる。
「物語は、前作のラストシーン、主人公・乃木憂助(堺雅人)の前に再び“赤い饅頭”が置かれた直後から幕を開ける。新たに敢行されたアゼルバイジャンでの大規模ロケの全貌とは? そして、乃木たちを待ち受ける次なる任務とは──」
とな。わあああ。なんだ、なんだ! この大掛かりな設定からして血圧が上がりそうじゃないのよ。でもそう言うのは悔しいから、「おもしろそうね」ととりあえず返す。
Y子はそんな私の反応に気をよくしたのか、「ぷぷぷ。でね、いま、SNSでバズっているのがドラマの登場人物の名前なのよ。このドラマの監督がプロ野球の阪神タイガースが嫌いで、作中に登場する悪役や裏切り者はみんな阪神の選手の名前なんだって。そう言われてみれば、思い当たるというか……」とモゴモゴ。ああ、もうがまんできない!

「ちょっと待ってよ。Y子って野球ファンだっけ?」
と言うと、「いやいやいや。そうではなくて、そういう噂がSNSに出回っているからネットで調べたら、あら、ほんとだ!って、そういうこと」とな。
なんか、話がどんどんドラマの本筋から離れてないか。ま、それはいい。
私が気になるのはドラマの舞台よ。いきなりアゼルバイジャン共和国って、どこ? 円安のいま、そこを舞台にする理由があるの?と聞いたら、「だから見てない人が何言ってんのって話」とY子。「ここまで組み立てが面倒なドラマをイチから見る方が大変じゃね?」と私。