チーズ専門家が伝授！ラクレットで「低糖質ダイエット」を叶える方法

今もなお流行中の低糖質ダイエット。中でも、糖質量が低く高たんぱくなチーズは、食事制限中でもOKな食材ともいわれているが、本当にダイエットに効果的なの？

5種類のチーズ（ラクレット、モッツアレラ、カマンベール、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ） — ラクレットチーズ、モッツアレラチーズ、カマンベールチーズ、ゴーダチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ（左上から時計回りに）

そんな中、ラクレットが家庭で手軽に楽しめるrécolte（レコルト）の「ラクレット＆チーズフォンデユメーカーメルト」（以下、メルト）が8月上旬に発売。「メルト」の試食体験会のナビゲーターをチーズ専門家の梶田泉さんが務めるとのことで、直撃してきた！

脂肪分の高いチーズは、ダイエットには不向き？

「脂肪分を吸収しやすい人のダイエットには、あまり向いていない食材だと思います」と梶田さん。あらら…早速、ダイエット中の食材として”ダメ出し”されてしまった。その理由はチーズの成分にあるよう。

「チーズの成分は、半分が水分、残りの半分はたんぱく質と脂肪で成り立っています。その中でも脂肪分は、20～30％におよびます。特にカマンベールチーズは、口どけをよくするために生クリームを入れているものもあるので、脂肪分が上がっている可能性も…。もちろん味は食べやすくておいしいけれど、ダイエット中はあえてカマンベールチーズを選ぶ必要はないでしょう」（梶田さん、以下「」同）

では、「チーズがダイエットに効果的」という情報の真偽は？　梶田さんにさらに突っ込んで聞いてみると…。

「ダイエットに必要なたんぱく質が多いのはもちろんのこと、チーズの製造過程で牛乳の糖質が抜けるので、糖質オフをしている方には最適です。もちろん糖質が0というわけではないですが、チーズの脂肪分によって満腹感も得られるし、腹持ちもいいので、適度な量をおやつとして食べるのがいいでしょう」

つまり、糖質が少ないチーズは、低糖質ダイエットをしている人にはおすすめということ。

梶田さんのおすすめのチーズは、たんぱく質の高いプロセスチーズ。これを間食として食べるなら、キャンディータイプは1～2個、ピースタイプは1つを目安に。食べられる食材が制限される低糖質ダイエット中に、気を紛らわせられるアイテムとして一役買ってくれるはず。

ラクレットを上手に取り入れれば、低糖質ダイエット成功も？

「メルト」は、スイスやフランスで愛用される家庭用の卓上ラクレット機器を、日本の食卓に合うようにと開発されたアイテム。

その使い方は実にシンプルで、上段のグリルプレートで野菜を焼き、下段では付属のミニパンでチーズを溶かしていく。そしてグリルした野菜に溶けたチーズをかけて食べるだけ、という優れもの。

「ラクレット用のチーズだけじゃなくて、スーパーなどで手に入りやすいチーズを使うのもおすすめです。そうすることで、ラクレット料理の幅が広がって楽しいですよ」と梶田さん。そう話す通り、この試食体験会で記者が味わったのは、ラクレット、モッツアレラ、カマンベール、ゴーダ、ゴルゴンゾーラの5種類のチーズ。これをグリルした食材と合わせていただいた。

組み合わせたものは、ラクレット×じゃがいもの定番からカマンベール×マッシュルーム、ゴーダ×ベーコン、ラクレット×れんこんといった変わり種まで10種類。中でもゴルゴンゾーラ×さつまいもは、はちみつやくるみを添えて味わうと、塩気の強いゴルゴンゾーラがさつまいもの甘みを引き出してまるでスイーツのよう。これまでのラクレットの概念が覆され、こんな食べ方があるんだ、とまさに目から鱗だった。

ダイエット中の食事のアクセントに

こんなに手軽に楽しめるうえ、料理の幅もぐんと広がるラクレット。低糖質ダイエットに取り入れるにはどうしたらいいの？

「ラクレットには、糖質の高いパンやじゃがいもを合わせるのが主流。だから低糖質ダイエットでラクレットを楽しむなら、チーズと食材の組み合わせを考えるのが正解ですね。例えば、きのこ類やブロッコリー、ささみ、れんこんに、モッツァレラなど。こうした低糖質な食材とチーズを掛け合わせてラクレットを楽しめば、ダイエット中の食事のいいアクセントになると思いますよ」