筋肉を柔らかくしたり、体の歪みを解消したりするために愛用している人も多い『ストレッチポール』。買ったけれどいつの間にか部屋の片隅に…、買いたいけれど3日坊主になりそう…。そんな人もストレッチポールの魅力を知ったら、習慣として続けることができるかも。
それなら『ストレッチポール&ひめトレBOOK』(ワニブックス)で『ストレッチポール』を基礎から学んで、トライしてみて。そもそもストレッチポールって何がいいの?という基本から、まずはおさらいを。
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『ストレッチポール』とは?
普段、前かがみ姿勢で長時間パソコン作業を続けたり、脚を組んで座るくせがあったりと、私たちは気づかないうちに体に負担をかける姿勢が習慣になっています。このような姿勢をとり続けると、筋肉が偏ってこり固まり、その筋肉に引っ張られて骨格もゆがみます。骨格がゆがむことで、体の不調を引き起こすことも。
これを簡単にリセットできるのが『ストレッチポール』です。ストレッチポールに乗って寝ると、体の外側の筋肉が自然に緩みます。さらにその状態からエクササイズをすることで、背骨や胸郭、骨盤、股関節などといった骨格や関節が正しい位置に戻り、体のコア=インナーユニットも活性化します。その結果、体が本来あるべき状態になり、不調の改善にもつながります。
『ストレッチポール』最大の利点は、忙しい人や運動が苦手な人でも、自宅でポールに乗って短時間のエクササイズをするだけで、体をリセットできる点。使ったあとには体が柔軟になり、寝たときに床に背中がぺったりとつくようになったりといった体の変化をはっきり感じるはず。使い続けると美姿勢になり、ボディラインも引き締まります。
『ストレッチポール』のエクササイズをすると、骨格や関節が正しい位置に整います。インナーユニットを構成する4つの筋肉(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)を活性化させ、体幹を安定させる役割も。
『ストレッチポール』の正しい乗り方・降り方
まず、ストレッチポールの正しい乗り方と降り方を覚えましょう。ストレッチポールを正しく置いて、あとはお尻から頭までを乗せるだけ!
《乗り方》
【1】ファスナーのないほうを頭側に、縫い目を側面にしてポールの端にお尻を乗せる。両手を床につける。
【2】両手で体を支えながら、ポールに背中を沿わせるように、ゆっくりと仰向けに寝る。ポールにお尻から頭まで乗るように調整したらOK。
《降り方》
【1】降りるときは、左でも右でも自分が降りやすい側に、お尻をズルッと降ろして、ゆっくりとすべるように降りる。
【2】すぐに起き上がらず、しばらく仰向けになって体の変化を感じてみよう。乗る前より背中が床につくようになったのを感じるはず。
『ストレッチポール』の基本姿勢
【1】脚を肩幅くらいに開き、ひざは90度くらいに曲げる。体がもっとも安定して、リラックスできるポジションにセットする。
【2】両手は肩に緊張感や突っ張り感がないような位置に伸ばす。ひじは床につけて、手のひらを上に向ける。
【3】頭からお尻までがポールの上に収まるように乗る。頭がポールからはみださないように注意して。
【データ】
ワニブックス『ストレッチポール&ひめトレBOOK』
販売価格:1404円(税込)
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