バレンタインが終わり、一気に卒業シーズンに。心を改め、肥やしの種となっているスイーツやスナックも卒業したいところだが、なかなか習慣を変えるのは難しい。そこで、身近なコンビニフードを少し健康志向な目線で選んでみよう。今回は心理カウンセリングも行う美のプロに、体も心も喜ぶコンビニフードを教えてもらった。
忙しくて自炊できないときやお店でゆっくり食べる時間が取れないときにコンビニを利用するという“アロマティスト(R)”の小泉美樹さんは、占星術も取り入れた講座と心理カウンセリングで人気。これまで行ったカウンセリング数はのべ1万1000人にのぼり、独自の感性でシャンプーやルームフレグランスなど化粧品・トイレタリー製品の“香り製作”も行う。そんな小泉さんは手間なく食べられて健康志向なコンビニフードを選ぶという。
「開けてすぐに食べられる即席ものや時短できる商品がコンビニフードの醍醐味。かつ栄養面では、高たんぱく低脂肪のもの、できるだけ化学調味料を使用していないものをセレクトするのがマイルール」(小泉さん・以下同)
冷たいごはん+もち麦で腸活に貢献!
もち麦のダイエット効果がメディアで取り上げられ、一気に人気に火がついたおにぎり業界の新星、もち麦入りのおにぎり。食物繊維はレタス約1個分相当、カロリーも170kcal以下とダイエッターにはうれしい一品だ。
「糖質制限中の人は避けがちなお米ですが、おにぎり(冷たいごはん)のでんぷんは糖として消化されにくい『レジスタントスターチ』。これは、腸内細菌のエサになるため、腸内環境を整える効果が期待できるため腸活につながります。疲れを感じるときは梅ぼし入りを選びます」
栄養バランス抜群の高糖度焼き栗!
高糖度の大粒の天然栗を使った焼きぐり専門店「比沙家」の焼きぐりの魅力は、冷めても固くならないほくほく感。栗は食物繊維や葉酸が豊富で、ビタミンA・B群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分、ビタミン・ミネラル成分などをバランスよく含んでいる栄養価の高い食材。さらに1袋に50gはいって83kcalと低カロリーなのも女性を中心に人気を集めている理由かも。
「『比沙家』が出しているこちらは、ほくほくしていて甘さもしっかり。甘いとはいえ、砂糖を添加しているわけではなく糖度20度以上の大粒の栗を厳選しているそうです。簡単に空腹を満たすのにぴったりな上に、食物繊維、カリウム、葉酸が含まれているのもうれしい。バッグの中でもかさばらないので、よく持ち歩いています」
家庭では難しい半熟加減もヤミツキに!
鮮やかな卵黄色と甘味とコクのある味が特徴の半熟ゆで卵。ゆで卵と相性抜群の『伯方の塩』で味付けされている。1個あたり64kcal。2個食べても128kcal。低カロリーなだけじゃなく、必須アミノ酸を含むたんぱく質やビタミン、ミネラルも豊富なたまごは、筋力アップを目指すダイエットにもオススメの優秀食材だ。
「高たんぱく質で腹持ちがいいだけでなく、バリン、ロイシン、イソロイシンという必須アミノ酸まで含まれています。“ゆで卵ダイエット”という方法があるほどですから、その効果は期待大です。満腹感も得れる上に値段がお手頃なのも魅力です」
フルーツごろごろデザート感覚で腸活!
200gの大容量。食べごたえのある果肉5種、果汁5種の計10種類のフルーツが入っている。果肉は、りんご、白桃、みかん、パインアップル、マンゴー、果汁は、あんず、マスカット、キウイ、チェリー、バナナ。さらに人気のナタデココも入っていてデザート感覚で食べられる。
「低カロリーで乳酸菌など善玉菌が多く含まれ、整腸作用が期待できます。りんごなどの果物が入っていると、ヨーグルトでも十分デザート代わりになりますし、満腹感も得られます」
カロリーも糖質セーブも難なくクリア!
大根は8kcal、昆布巻は5kcal、こんにゃくは6kcalと、3つ食べても19kcal。いわしつみれは74kcal、はんぺんは34kcalで練り物の中でも低カロリーの部類だ。おでんは各コンビニが毎年リニューアルし改善を重ねている主力商品。カロリーが抑えられるのはもちろん、おいしく満足感が得られるのでダイエッターの味方になっているようだ。
「大根、昆布、こんにゃくはスタメンです。たんぱく質が豊富なつみれやはんぺんをプラスすることもあります。温かいものは空腹を抑えてくれる効果もありますし、おでんは食べごたえがあって満足感も十分得られます。ちなみにちくわぶは小麦粉でできていて糖質高めなので選びません」
具だくさんのしょうが入りスープで温活!
食べやすいサイズにカットされたにんじん、れんこん、ねぎ、白菜などの野菜ともち麦が入った、食べごたえのある具だくさんスープ。昆布としいたけのだしとしょうがが利いていて1つで満腹感を得られる。136kcalと低カロリーな上に、レタス約1個分の食物繊維も摂れる。
「温かいスープは空腹を抑えてくれるだけでなく、内臓を温めて冷えを予防してくれる効果もあります。12種類の食材を自分で用意しようと思ったら、材料費もさることながら、買い物も大変。このようなスープはコンビニで調達するのが賢いと思います!」
アロマティスト(R)/ファッションコーチ:小泉美樹さん
金融・保険業界、IT業界を経験後、自身のサプリメントに対する疑問から2003年にNPO法人 日本サプリメント評議会を設立し理事に就任。同会の運営するウェブサイト『サプリメント・クチコミ・ランキング』の編集長を務める傍ら、代替医療の啓蒙活動の中でアロマテラピーに出会い、資格を取得。2007年に独立し、オールアバウトでガイドを務めるなど、健康・美容に関する仕事に従事しながら、アロマ(精油)を癒しではなく、無意識を知るツールとして着目し、その特性を活かした心理カウンセリングメソッドを開発。2015年にレッスンサロン「Salon Kaorie」をオープン。2018年2月よりファッションコーチとしてファッションアドバイスを通じて、内外両面から問題解決に取り組み、女性の輝きを応援している。
撮影/黒石あみ
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