ストレッチに“ひねる”動作を加えるだけで、筋肉の運動量は4倍に。体重を負荷に、効率よく脂肪燃焼する術を公開!
体の重みでひねって体の奥から刺激
体をひねる動きを加えたストレッチや食事指導で、有名モデルからの信頼も厚いボディメイクトレーナーの武田敏希さん。
「肩甲骨やわきの下などの上半身には、『褐色脂肪細胞』という脂肪細胞があります。これは全身の体脂肪を燃焼させるヒーターのようなもので、ウエストをひねったり、肩を回したりして刺激すると、全身の体脂肪が燃えやすくなるのです。自分の体重で負荷をかけるので、運動不足の人でも難しくありません。ウエストをひねる動きは腸を刺激することにもなるので、便秘によるポッコリお腹も解消でき、体調もよくなりますよ」(武田さん)
【ひねりストレッチのココがすごい!】
・体脂肪を燃やすための細胞を活性化
・背骨の歪みを正し、動きやすい体になる
・腸が活性化し、便秘を解消
背骨ひねり
背すじを整えて、ストレッチが効きやすい体の土台づくり。
【1】あお向けに寝て、ひざを立てる。腕は肩の高さに伸ばして手のひらを天井に向ける。
【2】ひざをそろえたまま、脚を右側にゆっくり倒す。いったん【1】に戻り、同様に左側に倒す。【1】【2】を1分間繰り返す。
【NG】肩が床から浮かないよう注意。
上半身ひねりストレッチ
ウエストと肩甲骨まわりを刺激し、肩こりも解消。
あお向けに寝る。左ひざを90度に曲げて右側に倒し、右手で押さえる。左腕を伸ばし、大きく円を描くように10回回す。反対側も同様に。左右各10回
全身ひねりストレッチ
股関節の歪みを整え全身の代謝アップ。
【1】うつぶせに寝て脚をそろえる。腕は肩の高さにまっすぐ伸ばし、手のひらは床につける。
【2】両肩を床につけたまま、右脚を左後方に上げて3秒キープし、【1】に戻る。10回行い、左脚も同様に。【1】【2】を左右各10回×2セット。
【POINT】
難しい場合は、ひねりを浅くして、つま先を床につけてもOK。
教えてくれたのは:武田敏希さん
ボディメイクトレーナー『e-stretCh』代表。NEST A-PFT全米エクササイズ・スポーツトレーナーなどの資格を持つ。著書に『ひねってやせる!』(二見書房刊)。
撮影/田辺エリ
※女性セブン2019年3月7日号
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