この連載でたびたび書いている“月曜断食”のこと。昨年4月から始め7か月で11kgの減量を達成して今は、一旦休止中。要はまったくやってないのだが、その“効果”はまだ続いているようだ。
オバ記者が“月曜断食から1年”を綴る。
* * *
「新宿の紀伊国屋書店に山積みしてあったよ」
「日本橋の丸善に、ほら」
ありがたいことに、私が『月曜断食』(関口賢著・文藝春秋社刊)の本の帯に載ったと言ったら友達が、次々にラインで本の写真を送ってくれるの。
思えば週刊文春に掲載されていた『月曜断食』の広告に目を留めたのが、ちょうど1年前の4月9日の月曜日の昼で、その日は朝から何も食べていなかった。これ以上のタイミングはない。「よし、やろう!」と立ち上がって、すぐに書店に走ったのがことの始まりだったのよね。それで7か月で11kg減量したら、まあ、こんなことになっちゃって。
「”月曜断食”は筋トレよりも手っ取り早い」
調子に乗ってFacebookにアップしたら、知り合いの編集者が「ついにカバーガールですね」だって。そこまで言われると気になるのが売れ行きよ。で、ヨドバシカメラにある書店のダイエットコーナーを行きつ戻りつ。昨日はコーナーにきれいな30代前半ぐらいの女性がひとり立ち読みしている。
思わず、「あの、すみません」と声をかけると同時に『月曜断食』の本を手に取って、ついでにポップも引き抜いて、「これ、私なんだけど、写真撮っていただけますか?」って、あ~あ、言っちゃった。相手は『月曜断食』を手に取って私の顔を見て、「あ、ほんとだ」。で、タブレットを渡して撮ってもらったのがいちばん上の写真。
「これって、毎週月曜日に断食するんですよね。きつくないですか?」と聞かれたので、「そりゃあ、きついけど週に一度だからなんとかなるのよ」と私。彼女は週に何度か筋トレをしようとするんだけど、続かないんだって。長年、同じことを繰り返してきた私は、「でしょう? その点、断食は手っ取り早いよ」と本の前でアピールしちゃった。
意外にも「買ったよ」「後に続くから待ってろ」とLINEしてくるのは40代の男子ね。ダイエットの苦労に男女差はないものの、「要は週に1日食わなきゃいいんだろ」って、バサッとした方法は男向きなのかもね。
「リバウンドの勢いが止まった」
何度も書いたけどダイエットに意志力はいらないというのが、私の実感。体重の“V字回復”は絶対に止めたいと思えば思うほど体は私を裏切って、スイーツに手を伸ばし、禁断のラーメンを食べていたらプラス3kg。このままいったらどこまで…と不安に思っていたら、なんと、リバウンドの勢いが止まったのよ。
バーから中華へハシゴした翌日、まさかの1kg減
先日、10才下のYちゃんと銀座の資生堂パーラーの『BAR/S』で、ケーキのようなポテトサラダを食べながら赤ワインを一杯。2軒目は裏通りの中華料理店『羽衣』で、名物の長い春巻きと小籠包を食べつつ、ビールを飲んでいたときのこと。Yちゃんが、「食、細くなっていない?」と聞くのよ。私は食べたいように食べていたのに、彼女に言わせると「箸の勢いが違う」んだって。そういわれて翌日朝、体重計に乗ったら、あらら、まさかの1kg減。
それで『月曜断食』1周年記念に、ちょっと変形の断食を始めたのよ。それについてはまた次回!
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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