62歳オバ記者、ヨガに夢中！「ヨガは”体をだます”のがうまい」

昨年、7か月で11kgのダイエットに成功、今年はリバウンドしないために食事によるダイエットを続けているオバ記者。

ひそかに継続していた“運動”がヨガだ。連載153回目となる今回は、ヨガの日々を綴ります。

＊　＊　＊

ヨガを終えるとスッと体が軽くなる

前回は、重ダルい体をむりくり動かすには、トマトがいいという話を書いたけど、もうひとつ私がハマっているのがヨガ。実家に帰らない日曜日は、区のスポーツセンターの「ソフトモーニングヨガ」に通っているの。

ヨガってほんと、不思議なスポーツ（？）っていうか、体操だよ。マットに座って始めたときの体と、終わったときではまるで別の人。スッと体が軽くなって「さあ、今日一日、頑張るぞ」という力がみなぎってくる。

”しかばねのポーズ”の気持ちよさったらない

…って、そこまで言ったら大げさか。どろんとした体が、たらんとして終わることもある。だけど間違いないのは、じんわりきついポーズや、超きついポーズをあれこれした最後に、デンと大の字になって寝る「シャバアーサナ」という”しかばねのポーズ”の気持ちよさよ。マットに寝て数秒で寝息をたてる人を何人も見たし、私も「ん？　寝た？」と思ったことが何度も。

その気持ちよさにつられて？　いや、それだけじゃないね。天気がいい日はスポーツセンターまで原チャリで10分だけど、最近は２回続けて雨。「今日はやめようかな」とチラリと思うのよ。だけど次の瞬間、どういうわけか体が激しく「ヨガのマットの上に座りたい」って言うのよ。

気づいたら”ビックリポーズ”をとっていることも

まあ、このあたりの感覚を、長年、ヨガをやっている人は「宗教チック」といって笑うんだけどね。私は気持ちがいいことをしたいって、それだけの気がする。

気がするというのは、まあ体のすることは、自分でも理解不能ということを、私はイヤッてほど体験しているからね。

たとえば糖質制限ダイエットが効果抜群、なんて本を読んで、「よし、白米は食べない！」と思った次の瞬間、鼻の奥を炊きたてのあの匂いが襲ってきて、どうにもこうにも。気がつくと「おかわり！」だって。

白米だけじゃない。「禁止」にするとそれを食べたくなるし、スポーツ系なら「これをやれ！」と命令すると速攻で逃げ出すって、60過ぎた私の体は思春期まっただ中ですかい？　それくらい勢いのいい反抗を見せるんだわ。

それが昨年、7か月で11kg痩せた“月曜断食”は「禁止」なんて生やさしいもんじゃない。毎週、月曜日は1日中、食事なし、水だけ。言ってみれば体に「ナメてんじゃねーぞ」って往復びんたをかましてダイエットスイッチを入れたんだと思う。

で、ヨガはというと、さすが歴史が違う。体をだますのがうまいな～と、いつも思うんだよね。呼吸から初めて、ゆっくりと体のあちこちを動かしながら、気がついたときは、「何だ、こりゃ」ってビックリポーズをとっている。で、終わるとスカッ。

私の10歳年上の女友達は、週に2回のヨガを1年続けたらゴルフが急にうまくなって、「体重は変わらないけど、ウエストはほら‼」と、ウエストからスカートの中に手を突っ込んで、ぶかぶかぶりを見せてくれたの。始めて3か月の私はまだそこまではいかないけど、おっぱいの下のぜい肉が薄くなったかもね。

”サラダダイエット”にルッコラを活用！

体を動かす系がヨガなら、最近、もうひとつハマっているのがルッコラ。かかりつけ医から、「痩せたいなら食事前に葉物野菜をたらふく食べること。間食をしないこと」と言われて守っていたのよ。ところがちょっと涼しい日が続くと、レタスやキャベツのサラダを食べるのがほんと、苦痛。

ミックスナッツを叩いて粉状にしてまぶしたり、飼い猫の大好物のかにかまを横取りして混ぜたりしていたけど、それでも食べたくない日がある。そんなときに茨城から持ち帰ったルッコラをレタスに混ぜたら、うまいのなんの！　いつものサラダがワンランクアップしたんだわ。ただし、東京のデパートで買うと一袋約400円。田舎で買うと約100円なのを知っているから、なかなか手が出ないんだけどね。

安いきゅうりを針しょうがと塩でまぶしてビニール袋に入れて冷蔵庫。安いまぐろはネギとわさび醤油で混ぜて一品。それとルッコラ入りのサラダ。

ヨガをした日は、こういうヘルシーな夕飯を食べたくなるのも、不思議といえば不思議だわ。