国内で420店舗、海外では517店舗を展開し、名実ともに日本を代表するブランドの1つとなった「無印良品」。その名前の通り、食品、雑貨、家具などあらゆる“良品”を比較的リーズナブルに手に入れられることで支持を得ている。
中でも、食品は根強い人気で、素材や製法にこだわった商品が展開されている。ならば、ダイエットにおすすめのものは? そこで、「無印良品」の食品の中から間食向きのお菓子(おやつ)&おつまみをピックアップ! 万年ダイエット中のライターMがカロリーや素材、食べやすさを吟味した。
『するめシート』ガシガシ噛んで満腹中枢刺激
低糖質のいかを使用した人気のおつまみ。一口サイズになっているので手軽に食べられるうえ、たくさん噛むことで満腹中枢を刺激。食べすぎを防ぐのに役立つ。味は「甘め」と書いているものの、かすかに感じる程度。硬めの食感で、4、5枚でも食べ応えは十分だった。カロリーは135kcal(1袋42g)。
『甘酢いか』さっぱり風味が病みつきになる!
1袋30gで64kcalと、低カロリーないかのおつまみ。何本か繋がった状態ではいっているものもあるが、一度で噛み切れるほど柔らかくなっているので食べにくいというほどではない。また、口の中でさっぱりとした甘酢の風味が広がり病みつきになってしまった。ただ「もっと食べたい!」と思っても、数口で食べきってしまうのでちょっと物足りないかも。
『いかあしカルパッチョ』低カロリーで間食に最適!
『甘酢いか』よりさらに低カロリー! 36gで59kcalのおつまみ。薄くカットしたいかを、バジルとオリーブオイルで仕上げカルパッチョ風にした一品だ。こちらも酢のさっぱり感が強く、バジルがささやかに香った。『甘酢いか』より6g多いだけだが、1枚がかなり薄いためいくら食べてもなかなか食べきれない。今回、紹介したいかおつまみ3品の中では、これが一番ダイエット向きかも。
『ごまたらスティック』香ばしさとコクが絶品
シート状にしたたらのすり身で黒ごまをサンドしていて、16gで59kcal。ごまは、カルシウムやミネラル、食物繊維など豊富な栄養素を含み、アンチエイジングの他ダイエットにも効果的と言われている。魚介香るたらシートをグッと噛むと、少しして黒ごまの香ばしさがふわりと口に広がった。噛めば噛むほどコクが増していき、クセになる!
『国産野菜のスティック にんじん』栄養豊富な野菜を手軽に!
国産のにんじんに植物油、水飴などを加えて仕上げたお菓子。フリーズドライをイメージしていたが、ボリボリとした密度のある食感だった。多少油分を感じるが、免疫力を高めると言われるβカロテンや血圧を下げるとされるコハク酸カリウムなどが含まれるにんじんにあやかりたいところ。ちなみに、同シリーズにはりんご、じゃがいも、さつまいもがあるが、にんじんは一番低カロリー(30g・146kcal)だった。
『素材を味わう スティック切れ端干しいも』実は優秀なダイエット食品
干しいもをスティック状に加工する際、あぶれてしまう切れ端部分を集めたもの。さつまいもは、ダイエットの敵、炭水化物が豊富だがそのぶん食物繊維も多く、血糖値をゆるやかに上昇させ、肥満の原因となるインスリンの分泌を抑えると言われる低GI(血糖値の上昇度を示す度合い)食品とも。白米やパンなどの高GI食品を干しいもに置き換えると効果があるという。75gで222kcal。
『バランス良く組み合わせた アーモンド&ベリー』まさに好相性!
低糖質でミネラルや食物繊維などの栄養素が豊富に含まれており、ダイエット食品として注目されているアーモンドと、ドライフルーツを組み合わせたお菓子。ドライフルーツには砂糖が含まれているため、ダイエットのためにと積極的に食べると逆に太る可能性があるので注意だが、アーモンドだけだと飽きてしまうので箸休めとして食べるのが最適。カロリーは205kcalで、ナッツ系お菓子の中では比較的低めだ。甘酸っぱいベリーと、濃厚で香ばしいアーモンドは相性抜群。
『素のままミックスナッツ』サプリ感覚で食べて
アーモンドと、カシューナッツ、クルミを素焼きしたお菓子。アーモンドとクルミは低糖質、カシューナッツはその3倍ほどの糖質がある。さらにクルミは油や塩などを使わず、ナッツのみを炒っているため余分なカロリーは加わっていないが、それでも80gで511kcalあるので食べすぎには注意。スナック感覚ではなく、数粒食べて小腹を満たす程度なら適切に栄養を摂れるだろう。ナッツそのもののコクを感じられ、噛むのが楽しい。
『まんまのドライフルーツ デーツ』スーパーフードそのものを感じる
ここ数年で一気に注目度を上げた、ナツメヤシの実、デーツ。食物繊維やカリウムはもちろん、糖質代謝を促すとされるリンや新陳代謝を助けると言われる亜鉛など、ダイエット効果も期待できるスーパーフードとして知られる。さらに、調味料や着色料などの添加物を一切使わず、安心して食べられる要素が多い。ドライにしたことで凝縮された素材そのものの甘みが口いっぱいに広がり、独特の食べ応え。かなり濃い味なので、食べすぎを防いでくれるかもしれない。75gで258kcal。
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というわけで、特に「ダイエット」を押し出していない「無印良品」でも探してみたらこんなにも適したお菓子やおつまみがあった。素材の味を生かしているものも多く、必要な栄養素を摂取している感覚を持ちながらお菓子を食べられるとは、新鮮。ライターMとしては、『いかあしカルパッチョ』と『デーツ』が食べやすかった。ダイエットの名目で、こんなにおいしいものを食べられるなら幸せ。みなさんは、どれがお好み?
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