やっと肌寒さを感じるようになってきて、長袖を着る機会が増えてきた。隠せるからと油断をして肥えないよう気をつなければいけない季節に突入する。そこで、ダイエット意識を維持するべく、身近なコンビニフードの中で美のプロが選ぶ健康志向な商品を教えてもらおう。
教えてくれたのは、日本のバストケアの先駆者として知られるビューティ・マスターの小野砂織さん。普段から、美肌・美バスト・ヘルスケアを意識した食事を心掛けているそう。コンビニフードでもスタイルをキープするのにおすすめの食品がたくさんあると言う。
「セブン-イレブンが1番好きです。近所にあるというのも理由の1つですが、品揃えが豊富という点も大きいです。朝食向きの、体にも肌にもいいドリンクや果物が豊富なので朝寄ることが多いですね。そのままではなく、ちょっとだけ手を加えて栄養価を上げる工夫もよくします。例えば、サラダチキンはサラダのトッピングに、さばの水煮缶をトマト缶と合わせてチーズをのせて煮たり、ヨーグルトにドライフルーツやナッツを入れたりもします」(小野さん・以下同)
『塩と油を使ってない4種のミックスナッツ』(ファミリーマート)
●ダイエットをサポートする優秀おやつ
商品名通り、塩と油不使用で素材本来のおいしさが楽しめるミックスナッツ。アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカデミアナッツの4種のアソートで、それぞれのナッツの風味を生かすため、個別にローストされている。ナッツは、良質な脂肪により満腹感が得られて間食が減る、食物繊維によって便通がよくなるなど、ダイエット中の間食に最適。80gはいって528kcal。
「いろいろな種類のナッツがはいっていて、お腹が空いたら間食にしています。ナッツ類は、良質な油も摂れますし、ほとんどが不飽和脂肪酸なので、太らない油。ビタミンも豊富なので、美肌と健康には欠かせないもの」
『サラダチキン プレーン』(セブン-イレブン)
●美バストを作る高たんぱく食品
鶏むね肉を使って、じっくりジューシーに蒸し上げた、プレーンタイプのサラダチキン。糖質は0gで、100g当たり114kcal。110gはいっているから約125kcal、たんぱく質は約26g摂れる。ダイエットに最適と注目され、各コンビニで売られていて、味の種類も増えている。
「今はどこのコンビニ、スーパーでも購入できますよね。ちぎってサラダに混ぜたりしてよく食べます。鶏むね肉は、低糖質で低脂質。たんぱく質も摂れるので、とってもヘルシー。キャベツと一緒に食べるとバストアップ期待も高まります」
『北海道産大豆小粒納豆 3パック』(セブン-イレブン)
●女性にとっていいことずくめの“神食品”
ふっくらとした食感で甘味のある、北海道産大豆を使った小粒納豆。納豆のうま味を引き立てる、北海道産真昆布の昆布エキスを使ったたれつき。たれとからしを含む1パックあたり94kcal、たんぱく質は8.1g、食物繊維は3.5g摂れる。他にも、納豆に多く含まれるビタミンB1には糖質を燃焼させる効果、ビタミンB2には脂肪を分解する力がありダイエットに最適な食品だ。
「わが家の冷蔵庫の必需品。大豆イソフラボンは、女性は積極的に摂るべき栄養。バストアップ、美肌、抜け毛予防など、いいことずくめです。納豆とキムチの食べ合わせもダブルの発酵食品で、腸活に最適です」
『アップルマンゴー』(セブン-イレブン)
●甘味欲を満たす栄養満点フルーツ
濃厚でなめらかな食感と爽やかな香りのタイ産アップルマンゴー。ひとつひとつを皮むきして人の手でカットしたあと、急速冷凍してある。110g入りで72kcal。マンゴーは、ビタミンAの含有量がフルーツの中でもトップクラスで、熟すほどにβ-カロテンが増えると言われている。ビタミンB1やB2、B6、ナイアシンなどのビタミンB群を始め、ビタミンE、葉酸、カリウムなど栄養が豊富で、食物繊維など、ダイエット効果が期待できる成分も多く含む。
「セブン-イレブンの冷凍果物はたくさんありますが。私は、マンゴーとブルーベリーがお気に入り。子供のお弁当に入れて保冷剤代わりにしたりもします。そのまま食べてももちろんおいしいですが、忙しい朝に、豆乳や小松菜、キャベツなどとミキサーにかけて飲むことも。甘いものが好きな人は、フルーツで甘さを補給するとカロリーオフになりますし、肌もみずみずしくなります。冷凍だと日持ちするので少量ずつ食べられるのも便利です」
『チョコレート効果 カカオ72%』(明治)
●若返りも期待できるハイカカオチョコレート
GI値(食後の血糖値の上昇度を示す数値)が低いほど、糖質の吸収が穏やかと言われているが、このチョコレートは低GI食品に属する。分けてこまめに食べることで体内にポリフェノールが溜まり、高い抗酸化作用が期待できるとされる。摂取カロリーの観点も含め、公式サイトでは1日3~5枚食べることをすすめている。1枚あたり28.13kcal、カカオポリフェノールは127mg摂れる。
「溶けにくいのも利点で、仕事の合間に食べます。カカオのパーセンテージが高いほど、甘さは感じないですが、健康意識が高まります。砂糖のたっぷりはいったチョコレートよりもポリフェノールが豊富なので、抗酸化作用が働き、若返りにも。カカオトリートメントというメニューのあるエステやスパもあるほどなので、美容効果で注目のハイカカオチョコレートは“美活おやつ”です」
ビューティ・マスター:小野砂織さん
日本におけるバストケアの第一人者。10代からモデル、タレント、女優として活躍。芸能界を引退後、世界の高級スパ施術スクールにおいて研究を重ねる。女優やモデルが撮影前に駆け込む表参道の高級サロンでその名が広がる。独自のバストマッサージ法などが注目され、2007年にはセルフケア製品のブランド「リオッサ」を設立。著書に『メリハリ美ボディマッサージ~よるブラで見た目-5kg~』(徳間書店)などがある。
撮影/黒石あみ 取材・文/竹腰奈生
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