天皇陛下が皇祖に五穀豊穣と国家の安寧を祈った「大嘗祭(だいじょうさい)」。その儀式で天照大神に供えた米や白酒(しろき)・黒酒(くろき)を参列者に振る舞われる「大饗の儀(だいきょうのぎ)」が2回に分けて行われた。
雅子さまは、実りの秋に美しく映える2種類のロングドレスをお召しになった。終始、優しいほほえみをたたえられ、無事に儀式を終えられた。
平安期の宮中料理を受け継いだメニューで人々と午餐を共にされた天皇皇后両陛下。
「大嘗宮の儀を終え、皆さんをお招きし、大饗を催すことを誠にうれしく思います」と天皇陛下があいさつされた。
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そのご様子を見守る雅子さまにも笑顔が。11月16日には純白のロングドレス、18日の2回目にはピンクのロングドレスをお召しになった。
居並ぶロイヤルファミリーの方々もそれぞれカラフルなドレス姿でのぞまれた。祝宴は和やかに、華やかに歴史を繋いだ。「大嘗祭」の中心的な儀式は終わり、12月4日に宮中三殿で行われる儀式で、即位に伴う儀式も終えられることになる。
※女性セブン2019年12月5日・12日号
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