健康・医療

免疫力UPのカギ、”最強の善玉菌”酪酸菌を増やす!手軽に摂れるサプリ5種

新型コロナウイルス感染症が急拡大している今こそ、免疫力の高い体づくりを心掛けたい。“最強の善玉菌”といわれる酪酸菌を増やし、腸内環境を整えることで免疫力を高めることができるという。酪酸菌とは、腸内環境を整えるとして乳酸菌やビフィズス菌などの菌と腸内で共生し、それらと整腸効果を発揮し合う善玉菌のこと。大腸の動きを活性化させるのに欠かせない存在だ。私たちの腸内にいる細菌の中で、酪酸菌の割合は20%以下とされているが、ほとんどいない人もいるという。酪酸菌を確実に増やすには、サプリメントなども上手に活用したい。

サプリメントで手軽に酪酸菌を

菌と酵素で腸内フローラをしっかりサポート

1粒に生きた酪酸菌(Clostridium butyricum M-II588)を1700万個。ビフィズス菌B-3、善玉菌のエサになるオリゴ糖、3種の酵素と酵母を配合。『腸活革命』31粒(1か月分) 1180円/協和食研

生きた菌170億個でクビレに導く

ビフィズス菌B-3、酪酸菌、有胞子性乳酸菌を黄金比率で配合。ユーグレナ、悪玉菌をセーブするサラシアエキス、きのこキトサンも。『CUBIRE by ユーグレナ』31カプセル 5000円/美人通販

体環境を整えるプロバイオティクス

日本人の体内に必要な腸内細菌・酪酸菌+乳酸菌に、善玉菌をサポートするオリゴ糖配合。1日6粒で酪酸菌約1.5億個が摂れる。『酪酸菌』300mg×180粒(約1か月分)2700円/ファイテン

 微細藻類ユーグレナと3種の菌を贅沢配合

ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌の3種の生きた善玉菌を配合。ユーグレナとオリゴ糖が、善玉菌の働きをサポート。『メディカプラス ビフィズス菌&乳酸菌』30.5g(90粒・1か月分) 3900円/ユーグレナ

酪酸菌をメインに、29種類の菌を配合した「アスリート菌ミックス」入り

サッカー元日本代表鈴木啓太さんが社長を務める、アスリートの腸内細菌を研究する「AuB」が開発したサプリ。酪酸菌と腸内細菌の多様性の増加を目指す。『AuB BASE(オーブ ベース)』5480円/AuB

医師が処方する整腸剤のトップは「酪酸菌」

2017年12月に行われた「もっともよく処方する整腸菌製剤」を医師にたずねるアンケートで、酪酸菌製剤がビフィズス菌製剤を抜いてトップに立った。(「日経メディカルOnline」の医師会員を対象にウエブアンケート調査したもので、2018年1月27日発表)
「1933年に宮入近治博士により発見された酪酸菌の宮入菌(MIYAIRI株)は、1940年から医薬品として販売されています。でも、注目されたのはここ15年。医療用医薬品としても、一般用整腸薬としても伸びています」と話すのは、ミヤリサン製薬の高橋志達さん。
酪酸菌は極めて耐久性の高い「芽胞」という殻のようなもので覆われており、強力な胃酸を浴びても生きたまま腸に届く。抗生物質と同時に服用しても腸でしっかり働くため、処方薬として選択されることが多いようだ。
酪酸菌配合の整腸薬は、一般の薬局でも手に入る。ミヤリサン製薬の『強ミヤリサン錠(指定医薬部外品)』、太田胃散の『太田胃散整腸薬(第3類医薬品)』、武田コンシューマーヘルスケアの『ビオスリーHi錠(指定医薬部外品)』などがあり、効能・効果として「軟便、整腸、便秘」などが記されている。薬局に出かけたら、ぜひチェックしてみて。

※女性セブン2020年4月9日号