昔から「早起きは三文の徳」というが、実際にスリムな人たちは朝型生活を送っている人が少なくないという。そこで、“朝活ダイエット”として、朝6時から7時という起きてすぐの早朝の時間帯にやっておくべきことを専門家に聞いた。
起きてまずカーテンを開ける
11月から12月にかけてはダイエットに挫折しやすい季節、と話すのは、自身も1年で20kgの減量に成功し、2005年準ミス日本になったというダイエットコーチのEICOさん。
「どんどん日照時間が短くなるこの時期は、夕方から夜になると不安な気持ちになるといわれています。するとマイナス思考になり、ダイエットに消極的になってしまうのです」(EICOさん)
一日を快適に過ごすためにも、まずはカーテンを開け、太陽の光を浴びることで、心や体の健康のために欠かせない神経伝達物質である「セロトニン」の分泌を活発にすること。
「朝から活発に体を動かすためにも、カーテンを開ける習慣をまずは身につけて」(EICOさん)
一日の行動スケジュールをたてる
決まった時間に起きて、毎日同じ時間帯に食事をすると体内リズムが整い、お通じもよくなる、と話すのは、医学博士で管理栄養士の本多京子さん。
「朝食は9時までに終え、そのあとは家事や仕事にあてるように。掃除や洗濯は午前中に済ませ、昼食までにはウオーキングを。毎日、同じスケジュールで行動すると、生活が規則正しくなり、体のリズムが整います。だらだら食いもなくなりますよ」(本多さん)
トイレに行ってすぐに体重を測る
人間は食べたものや水分で、1~2kgの体重変動はあるものの、2~3kg増となると減らすのは難しい。そこで、日々の計測で体重増加を抑えたいところ。
「食べたものが消化され、排泄物となって出て行った後の体重がいちばん正確なので、起床後すぐ排泄して量るのがベスト。そのときの体重によって、食事や運動量を決め、体重が増えていたなら、ご飯の量を2口分減らしてみるとか、少し多めに歩いてみるなどの微調整をするようにしてください」(EICOさん)
飲むならレモン水
寝ている間、汗となって出ていく水分を補給するためにも、朝、コップ1杯の水を飲むのは美容の常識。
「代謝を上げるために必要な水分量は、体重×30ミリリットル。体重50kgなら最低でも1.5リットルが目安となります。できれば午前中に1日の1/3の水は飲んでほしいですね」(EICOさん)
水不足になると、体中の血中濃度が濃くなり、血液の循環が悪くなるため、むくみやすくなったり、疲れやすくなる。
「コーヒーも水分と考えているかもしれませんが、カフェインには利尿作用があるため、脱水症状を引き起こす可能性が。コーヒーを飲んだら必ず、それと同量の水を飲むようにしてください」(EICOさん)
水はミネラルウオーターにレモンを加えたものがベスト。
「レモンに含まれるクエン酸はカルシウムの吸収もよくしてくれるので、骨粗鬆症予防にもなります。さらに空腹も和らげ、イライラを減らす効果もあるのです」(EICOさん)
※女性セブン2016年12月8日号
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