実は、家にあるすべての照明器具の電気代を合計すると、冷蔵庫の次に多いと言われているそうです。
そんな電気代を節約する方法があるというのは、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーとして活躍する、お金のプロ・丸山晴美さん。丸山さんが教えてくれたのが、電球型蛍光灯とLED電球をうまく使い分けるということ。それだけで、驚くほど電気代が削減されるそうです。
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LEDの寿命は4万時間!
◆手頃な値段になったLEDを活用して
LEDが市場に出てきた頃は、LEDの電球が高かったイメージがありますよね。しかし、今は以前に比べてグッと安くなり、手に取りやすい金額へと設定されているのです。
照明には、白熱電球、蛍光灯、LEDの3種類がありますが、白熱電球の寿命は約2000時間、蛍光灯は約1万2000時間、そしてLEDはなんと約4万時間と言われています。つまり、LEDは白熱電球の約20倍も長持ち。1日10時間使ったとしても約11年はもつという計算になります。
◆蛍光灯とLED電球、場所によって使い分けよう
ただ、電球型蛍光灯は300円くらい、LED電球だと1000円ほどと結構な価格差があります。そのため、使う場所によっては、電球型蛍光灯を使う方が安くなるケースも。
リビングのように長時間照明を使うところはLED照明がいいですし、トイレや洗面所、玄関など、短時間しか使わない場所は電球型蛍光灯の方がコスパがよくなります。
導入コストと使用期間を考えて電球を選ぼう
◆電球型蛍光灯の方が安上がりになる場合とは?
賃貸住宅の場合は、LED照明をつけても、引っ越すときに電球をそのまま設置した状態で家を出ないといけないパターンもあるので、その際は電球型蛍光灯の方が安上がりとなります。すごく細かく聞こえますが、照明をつける場所は1か所ではなく、かなり複数。積もれば1万円を軽く超えてしまいます。なので、導入コストと、使う場所によってしっかり判断し、照明を選ぶようにしましょう。
◆“こまめに消す”は今も昔も鉄則!
ちなみに、リビングや子供部屋など、部屋でシーリングライトを使う場合は、LED照明がオススメです。なぜなら、蛍光灯照明とLED照明どちらも同等レベルの明るさの場合、LED照明の方が、使用電力量が半分ほどで済むのです。なので、家の蛍光灯照明はぜひLED照明に変えてください。長い目で見ると取り替えるコストを考えても大きな節約になりますよ。
以前はリモコンなどで明るさを調整できる照明は、主電源を消さないと待機電力がかかると言われていましたが、今はあまり気にしなくても大丈夫。また、スイッチを入れて起動するときの電力量も大きくないので、こまめに電気を消す習慣を身につけることでさらに電気代がお得になるはずですよ。
教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。丸山さんのオフィシャルサイト「らくらく節約生活」
構成/吉田可奈
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