全国各地の観光スポットやサービスエリアなどに設置されている“顔はめパネル”。家族や友人との旅行の記念に、はまってみる人も多いのではないでしょうか? そんな顔はめ文化が今、猫界に浸透中! 『むぎゅっとニャ! はめ猫 特製はめ猫ぬりえシート付き』(宝島社)という、1冊の写真集になりました。
ユニークで可愛いはめ猫の世界
「パネルをはめた猫」を略して「はめ猫」と呼んでいる本書。メインとなっているのは、「シーズナブル『はめ猫』アルバム」というコーナーで、各月のイベントをモチーフにしたパネルのはめ猫たちがたっぷりと堪能できます。
例えば、4月には桜の木と三色団子が描かれた「花見」のパネル、7月には鮮やかな打ち上げ花火になれる「花火大会」パネル、12月はサンタクロースの顔にすっぽりはまる「クリスマス」パネルなど。1年を通して、全30パターン以上紹介されているので、はめ猫写真も盛りだくさん!
パステル調の可愛らしいイラストと猫の相性は抜群で、思わず「ふふっ」と微笑んでしまうユニークさです。登場している猫は、主に人気インスタグラマーやブロガーの愛猫たちなので、ポージングも慣れたもの。
そのほかには、クッションカバーや紙皿など日用雑貨を使ったはめ猫や、各地の絶景写真を使ったはめ猫のコーナーも。羊毛フェルトで立体的なパネルを制作するインスタグラマーの作品も取り上げられていて、見ごたえある写真集となっています。
自由に色を塗ってすぐに使える塗り絵シートや、QRコードを読み取りプリントアウトして使えるパネルなどもあり、愛猫のはめ猫デビューにももってこいです! ただし「負担をかけない」「嫌がった場合はすぐに止めること」といった注意点も挙げられているのでしっかりと確認しましょう。では、キュートなはめ猫たちを紹介していきましょう。
素材もテーマもさまざまなはめ猫たち
8月の「祭り」をテーマにしたはめ猫は、屋台のお兄さんに扮装! 明るい表情で「ねこあめいかがですか?」という声が聞こえてきそうですね。
日本で暮らす猫ならば一度は装着したい(?)富士山。ふわふわの毛布の上でくつろぎながら、どっぷりと浸っている様子。目を閉じて満足げです。
こちらは日用雑貨の紙皿を使ったはめ猫。猫の顔型の紙皿を猫自身がはめているという、シュールな構図です。シンプルながら技アリ!
羊毛フェルト作家・chikaさんによる作品のひとつ。乙女チックなカラーリングのブーケでドレスアップさせています。見事な完成度で愛猫もおすまし顔。
これからもますます進化していきそうなはめ猫。あなたも挑戦してみる?
今回紹介したのは…『むぎゅっとニャ! はめ猫 特製はめ猫ぬりえシート付き』
DATA
写真集『むぎゅっとニャ! はめ猫 特製はめ猫ぬりえシート付き』
発売日:2021年5月12日
発売元:宝島社