まだ自粛モードが続いていて外食の機会が減っている昨今、家での食事は味はもちろん、気分が上がる見た目にしたいもの。そこで、今回はフードスタイリストの河合真由子さんに見た目も楽しめるコンビニフードを教えてもらいました。
普段は、早朝、深夜のスーパーが開いていない時間帯にコンビニで、牛乳やヨーグルトなどのデイリー商品を買うことが多いという河合さん。仕事のリサーチのためもあって、定期的に各コンビニを“巡回”しているそうです。
セブンはスイーツやコラボ商品、ローソンはヘルシーおやつが豊富
「利用するコンビニはだいたいローソンかセブン-イレブン。セブン-イレブンはスイーツの展開や限定のコラボ商品をチェック。ローソンは、ヘルシーなおやつを買いに行くことが多いです。コンビニなら、ナッツやドライフルーツ、甘栗など自然素材のおやつが小袋サイズで手にはいるので小腹がすいたときにおすすめ。冷凍フルーツは、そのまま食べてもいいですし、スイーツにしたり、牛乳などとあわせてドリンクにすることもあります」(河合さん・以下同)
塩分高いものを避けて、自宅で自分好みにアレンジ
「コンビニを利用するときは、まず塩分の高いものは買わないのがマイルール。そして、ヨーグルトならプレーンヨーグルト、炭酸水ならフレーバーがついていないものなど、できるだけ加工されていない素材そのものを購入し、自宅にある食材とあわせてアレンジするようにしています」
『ドライフルーツ&ナッツ』(ローソン)
ドライフルーツの自然な甘さとナッツの食感がアクセント。クランベリーとブルーベリーはりんご果汁に漬け込み、酸味を抑えやわらかく仕上げてある。
無添加でナッツは無塩だから素材の味が楽しめる
「添加物不使用、ナッツは食塩不使用でドライフルーツにナッツがはいっているので甘みとほのかな塩気が感じられて小腹がすいたときにうってつけ。ドライフルーツの彩りが豊かで目でも楽しめます」
『京挽ききなこくるみ 38g』(ローソン)
きなこの甘さがやさしい味わいのくるみ。不足しがちな食物繊維4.3gと、鉄0.76mgが含まれる。1袋38gあたり243kcal。糖質は5.9g含まれる。
鉄分不足をカバーするきなこがたっぷり
「鉄分不足が気になるため、きなこを積極的に摂るようにしており、こちらもその中のひとつ。くるみときなこの香ばしさがたまらなくおいしい食べごたえのあるおやつです。和風の豆皿がよく似合います」
『NL もち麦のチョコロール』(ローソン)
もち麦粉を入れたチョコ生地に、チョコスティックを1本包んだパン。234kcal。たんぱく質は7.7g、糖質は14.9g、食物繊維は7.6g含まれる。
板チョコと発酵バター入りの贅沢なヘルシーパン
「ローソンのヘルシーパンシリーズは食物繊維が豊富。もちっとした食感もやみつきになります。板チョコと発酵バター入りマーガリンの濃厚な味がたまらない1品。少量でもしっかり甘いものが食べたいときに罪悪感なく食べることができます」
『ドライフルーツとナッツのカッサータ』(ローソン)
スポンジ生地の上にリコッタチーズを使用したチーズクリームを乗せた彩り華やかなケーキ。上の部分とクリームの中に混ぜ込んだドライフルーツとナッツの食感が楽しめる。解凍の手間なくそのまま食べられる。1個27gあたり84kcal。
見た目も中身も満足度の高い甘さ控えめスイーツ
「甘いものが食べたくなったときに冷凍庫にストックしておきたいスイーツ。生クリームやお砂糖たっぷりのスイーツはあとで体に負担がかかるので、ほどよい甘さがお気に入りです。ドライフルーツとナッツ入りで甘みとうま味を噛みしめるほどに感じることができ、下にはスポンジ部分もあるので、少量でも満足できるスイーツです」
『7プレミアム アップルマンゴー』(セブン-イレブン)
冷凍タイプのアップルマンゴー。1袋に110gはいっていて、72kcal。糖質は17.0g、食物繊維は1.4g含まれる。
マンゴーのオレンジ色で明るい気持ちに
「マンゴーのゴロゴロ感がうれしい冷凍フルーツ。そのままでもいいですし、ヨーグルトにトッピングしてもおいしいです。鮮やかなオレンジ色が食卓を華やかにし、元気までチャージできます」
『アーモンド効果 砂糖不使用 200ml』(江崎グリコ)
砂糖を使わずすっきりと香ばしい味わいのアーモンドミルク。凍結粉砕アーモンドを使用し、アーモンドオイル、アーモンドペーストを配合することで、香ばしいおいしさとなめらかな口あたりを実現。はちみつや砂糖を使わず、200mlあたり39kcalに調整。たんぱく質は1.0g、脂質は2.9g、糖質は0.9g、食物繊維は3.0g、カルシウムは60mg、ビタミンEは10.0mg含まれる。コレステロールは0。
アーモンドミルクラテにしておうちカフェ気分を満喫
「日差しが強くなる時期に、ビタミンEを豊富に含むアーモンドミルクは牛乳の代わりに飲みたいドリンク。パンとアーモンドミルクの組み合わせでもいいですし、冷凍フルーツとミキサーにかけたり、カフェオレにしたりしてアレンジして飲んでいます」
教えてくれたのは:フードスタイリスト・河合真由子さん
消費者目線を捉えながら市場の最新トレンドと食の専門知識を併せ持つ食マーケティングコンサルタント、フードスタイリストとして活動。2020年、フードスタイリングの現場で培った技術と食認知科学をかけあわせたオリジナルの盛り付けメソッドを体系化し盛り付け講座としてリリース。テレビや雑誌などでの取材対応も多数。https://recipeoflife.jp/ 河合さんのインスタはコチラ
撮影・取材・文/竹腰奈生
●ヨーグルトマニアが、美容と健康目線で選ぶコンビニヨーグルト6品