当サイトがおくる好評連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。現在59才、バツイチ独身、自らを「女の崖っぷちから、一歩落ちている」というオバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。
オバ記者が目指すのは、還暦を迎えるその日までに人生の伴侶をゲットすること。今回は、今話題の開脚ストレッチにチャレンジ。「ベターッと開脚できるようになる!」とオバ記者は宣言した――。
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前回書いたけど、10才年上の洋裁の師匠から教わった、湯船の中で膝を曲げて揃えて、右ぃ~、左ぃ~、と倒すエクササイズ。30回から毎日増やして、今、80回。わずか10日で「痩せた」とは言わないけど、ズボンのホックがお腹を「んっ」と凹ませなくても止められるようになったよ。
禁酒のほうは、週にビールを2、3杯だから、ほとんどゼロ、でしょ? 夕飯にカレーライスを食べるのと、お酒とつまみと、どっちが痩せるかはわからないけど、乗りかかった船だから、1月いっぱいはこの調子で続けるわ。
それから最近はじめたのが、昨年の秋、女性セブンでお笑いタレントの北陽がトライした“開脚ストレッチ”。本屋さんのレジの近くに山積みになっていた“ベターッと開脚”と書かれた表紙の本が気になっていたけど、同世代の友達から、「やって4kg痩せたよ」と聞いて、がぜんやる気になったわけさ。
『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(Eiko著、サンマーク出版)が、本のタイトルだけど、「どんなに体がかたい人でも」というところが気にならない?
子供の頃、体の柔らかい子は、いきなりベターッと足を開いてみせて得意げ。驚いて「どうしたらそうなるの?」と聞くと、「べえ~つにぃ~。生まれつきじゃない?」。
じゃ、私の生まれつきはどうなのかとマネをしてみたら、どう頑張っても90度より少し開いて100度くらい。あと80度開かないのは「そう、生まれつきなのね」と諦めたっけ。バレエ漫画に憧れた少女時代の苦い思い出のひとつを、この本のタイトルのおかげで思い出しちゃった。