レースのブラウスで抜け感と華やかさを両立
1998年3月に、フェリペスペイン皇太子(当時)をお出迎えになった際は、鮮やかなロイヤルブルーのセットアップにハイネックのレースのインナーを合わせられていました。
「鮮やかなロイヤルブルーのスーツに、レースのスタンドカラーブラウスを合わせることで、気品漂う女性らしい印象です。白+レースの効果で、抜け感と華やかさが出ています。デイリーに取り入れるのであれば、ニットやスエットプルオーバーにレースのタートルネックのトップスをレイヤードさせるのがおすすめです。
カラーは、黒や白のベーシックカラーが着回し抜群。首元や袖口から、少し見せることで、大人なきれいめカジュアルスタイルが完成します」
ストライプ柄ジャケットのかっちり感を中和
2021年1月、熊本の豪雨被災地にオンラインでお見舞いされた際は、天皇陛下とおそろいで、タートルトップスにグレーのジャケットというコーディネートでした。
ストライプ柄のテーラードジャケットは、辛口な印象ですが、淡いカラーのタートルニットを合わせて、きちんと感のあるなかにも、温もりが感じられるコーディネートです。
かっちりとしたテーラードジャケットには、布帛(ふはく)ではなく、ニット素材を合わせると、優しい印象になります。白や淡いカラーのタートルニットには、同色でワントーンでまとめるか、アウターやジャケットをダークカラーで引き締めると、バランス良くまとまります」
◆ファッション解説:スタイリスト・横山麻里さん
ほどよくフェミニンで上品なカジュアルスタイリングが参考になると、同世代の女性たちからの支持多数。大人女性のファッション誌を中心にカタログや広告で活躍中。